目覚ましのスヌーズ機能で「夢」を自由にコントロールできるらしいぞ
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/12/blog-post_54.html
昔から気になっているのが「明晰夢」(めいせきむ)。自分が夢を見ていることに気づく現象で、その内容を自由にコントロールできると言われております。
一説には全人口の50%が一生に一回は明晰夢を見るそうで、基本的には頭が良い人ほど体験しやすいなんてデータもあったり(1)。わたしは一度も見たことがありませんが…。
ちなみに、明晰夢を見る方法としては「MILD法」が有名ですけども、どうにも手間が多いのが難点です。夢日記をつけたりビジュアライゼーションの訓練をしたり、とても続けられるもんじゃありません。
スヌーズ機能を使う人は明晰夢を見やすい
そこで参考になりそうなのが、2015年11月に出た論文(2)。これは英スウォンジー大学の実験で、84名の参加者を集めて睡眠アンケートを行ったんだそうな。具体的には、
- これまでに明晰夢を見た回数
- 起きたあとで夢を思い出す回数
- 夜中に目を覚ますかどうか
- 目覚まし時計を鳴らすタイミング
などを聞いて全体的な傾向を調べたんですね。その結果、明晰夢を見る回数が多い人には、
- 朝にスヌーズ機能を使う
- 夜中に目を覚ますことが多い
- 夢の細部を思い出せる
といった傾向があったそうな。なかでも「夢を思い出す能力」と「スヌーズ機能」が重要で、 参加者が明晰夢を見やすいかどうかを78.6%の確率で予想できたらしい。
明晰夢を見るための手軽なトレーニング法
研究者いわく、
目覚まし時計のスヌーズ機能でトレーニングをすれば、明晰夢を見られるかもしれない。
とのこと。スヌーズ機能でまどろんだ状態に入ると、ヒトの脳はREM睡眠に切り替わりやすくなり、結果として夢を覚えやすくなるみたい。
具体的なトレーニング法は、
- いつも自然に目が覚める時間の1時間前に、目覚ましスヌーズ機能をセット
- 目覚ましが鳴ったら、スヌーズボタンを押しつつ「昨夜見た夢」を細かく思い出す
- 二度寝する
といった感じ。「MILD法」よりも簡単でいいですねぇ。今夜からちょっとやってみるか…。