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いったん孤独になった人がますます深い孤独にハマりこむ「孤独の悪循環」とは?

Kodoku

 

ここ数年「孤独は体に悪い!」ってデータが多く出ております。当ブログでも、孤独はタバコと同じぐらい体に悪い!とか運動不足や不健康な食事なみに死亡率を高める!なんて話を紹介してたり。

 

 

 で、その後も孤独に関する文献を漁ってたんですが、2015年のレビュー論文(1)に出てた「孤独の悪循環」って図版がおもしろかったんでメモ。いったん孤独になった人が、どうやってますます孤独を深めていくのかを示した図解であります。

 

Isolation

 



どういうことかと言いますと、まず前提として、大多数の人たちは「他人とのつながり」によって日常的な安心感を得ているんだそうな。ところが、何らかの理由で孤独になると一気に安心感が消滅。周囲の環境が恐怖に満ちたものとして感じられちゃうらしい。

 

 

いったんこの状態にハマると、ごく普通のコミュニケーションでもビクビクすることに。それでも他人とつながりたい気持ちは残っているので、なんとか恐怖感に立ち向かおうとした結果、ついネガティブな発言をしたり、オドオドとした態度になってしまうんだそうな。

 

 

ざっくり言うと、

 

  1. 孤独になる
  2. 安心感が減る
  3. 恐怖感が増す
  4. 誰と会っても「嫌われてるんじゃないか…」と思う
  5. コミュ症の誕生!
  6. さらに孤独になる

 

ってサイクルをグルグル回っちゃうわけですね。その結果、どんどん死亡率が高まっていくみたい。難儀ですなぁ。

 

 

このサイクルを断ち切るのは大変なんですが、とりあえず「孤独の悪循環」の存在に気づくのが第一歩とのこと。自分の反応がどの段階にあるのかを認識しつつ、いちいち認知行動療法などで認識を変えていくしかないみたい。

 

 

わたしの場合、幸いにも年を取ってから孤独感に苦しむこともなくなりましたが、お悩みの方は「孤独の悪循環」を意識してみるといいかもです。どうぞよしなに。


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