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5分の妄想で「判断力」を激しくアップさせる心理トリック

Future

 

 5分だけ「あること」を考えてみる

 「判断力を高める5分の心理トリック!」って論文(1)がおもしろかったんでメモ。

 

 

これはボストン大学の実験で、3〜5才の子供81人を対象にしたもの。まずは全員を以下の4グループにわけたんだそうな。

 

  1. 近過去の自分について考えてみる(その日の午前中に何をやったか、とか)
  2. 近未来の自分について考えてみる(明日の午前中は何をしてそうか、とか)
  3. 遠い未来の自分について考えてみる(大人になった自分はどんな仕事をしているか、とか)
  4. 今の自分について考えてみる(いまの自分はどんな感情を持っているか、とか)

 

考える時間はそれぞれ5分だけ。そのうえで、全員の決断力にどんな影響が出るか?をチェックしたんだそうな。

 



雪山に何を持っていくか?を判断させたら…

具体的には、

 

  • 展望記憶テスト:「30分後にこの箱を開けてね」と指示をして、ちゃんと覚えていられるかどうかをチェック

 

  • メンタルタイムトラベルテスト:「来週に森か雪山に旅行するとして、なにを持っていくべきか?」を答えてもらう

 

  • 双極割引テスト:「いまクッキーをガマンすれば、明日には2枚あげるよ」と言ってガマンできるかを調べる。マシュマロテストみたいなもんですな

 

 みたいな感じ。要するに「いろんな時間軸のなかで正しい判断ができるか?」ってとこを調べたわけですねー。

 

 

近未来(近過去)を考えると判断力があがる

で、どんな違いが出たかと言いますと、

 

  • 近過去、または近未来について考えた子供は判断力があがった!

 

だったらしい。近い時間の自分について考えただけで記憶力があがり(展望記憶)、「旅行になにを持っていく?」って質問に対しても、より現実に役立つ解答をする割合が多くなったそうな(「旅行ガイド」とか「モバイルWi-Fi」とか)。

 

 

今の自分を拡張せよ!

研究者いわく、

 

この結果は、「拡張された自分」を体験することにより、将来の自分への判断能力があがることを示している。

 

とのこと。なにやら難しい表現ですけども、つまりは「結局『意志力が強い』ってどういうこと?」に掲載した図解に近い話です。 再掲すると以下のような感じ。

NewImage

具体的に「いまクッキーをガマンすれば明日には2枚もらえる」って状況で考えてみると、

 

  1. どんなイメージでもいいので、近い未来を想像する(7時に起きてコーヒーを飲んでるとことか)
  2. 「未来の自分」のイメージがクリアになり、「今の自分」と心理的な距離がくっつく
  3. 「2枚のクッキーを手にした」自分にリアリティが生まれる
  4. 今のクッキーをガマンできる!

 

みたいな流れですね。「今の自分」と「未来(過去)の自分」が心理的にくっついた状態を、研究者は「拡張された自分」と呼んでるんですな。

 

 

まぁ難しい理屈はどうあれ、 何か難しい決断をせまられたときは、「明日の午前中は何をやっているか?」を5分だけ想像してみるとより良い判断ができそうであります。そう考えると、「寝る前に明日の作業を紙に書き出しておく」みたいなライフハックって、その意味でも妥当性があるんでしょうな。

 

 


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。