ベッドを捨てて床で半年寝てみたら、睡眠の質は上がったか下がったか
https://yuchrszk.blogspot.com/2017/07/blog-post_12.html
2017年の頭ぐらいに「実は床で寝るのがベストなんじゃないの?」みたいな話を書いたことがありました。どういうことかと言うと、
- 高級なマットレスで睡眠の質が上がるかどうかは、意外と証明されていない
- 狩猟採集民は土の上に草を敷いた状態で寝ており、睡眠の質は高い
- じゃあ床で寝ても別にいいんじゃないの?
みたいな話です。ただし、このへんは実証研究がないので正しいのかどうかはまだ不明。ってことで、ここ半年ほど実際に床で寝て確かめてたわけです(サンプル数1ですが)。
で、こちらが実験前の寝室。
こちらが現在の寝室。ベッドが消えただけで、一気にミニマリストっぽくなりましたな。別にミニマリストではないのですが、ここまでスッキリすると気持ちがいいもんです。
ちなみに、置いてあるのはスロークッカー・仕事用のリュック・シュラフの3点のみ。寝袋については、2016年に行った「ザ・ファーム」で使われてたのと同じものを買ってみました。デザインはオサレだし丸洗いもできていい感じ。
睡眠の計測には「OURA Ring」ってストレス診断ガジェットを使いました。これは指の血流を計って睡眠の質やストレスからの回復度を教えてくれるアイテムで、心拍変動の上がり下がりで判断してるぶんだけ、「Sense」(センス)」のように加速度センサーを使った睡眠ガジェットより数字が正確に出るんですな。
まず、実験開始前の睡眠レベルはこんな感じです。「睡眠スコア」が平均で80%前後で推移してまして、もうちょい改善の余地はあるものの悪くないぐらいのレベル。
で、こっちが最近の睡眠レベル。いやー、まったく変わってませんね。寝袋に切り替えて1週間ぐらいは数値が悪化したものの、その後はグングンと元にもどっていきまして、いまでは実験前と同じ状態になってしまいました。
自分の体感からいっても、起き抜けのスッキリ度は変わんない感じ。過去には「高級マットレスの睡眠効果がコンクリの床と同じ?」なんて話もありましたけど、私の体に関してはベッドも床も同じような影響しかなかったみたい。そうだったのか…。
もちろん、これは個人の体験ですんで「マットレスなんか不要!」と主張するわけではありません。私の場合、背中の筋肉を鍛えてから実験をスタートしたんで、背筋が弱い人がいきなり硬い床で寝るとヤバい気もいたします。とくに病中の方は言わずもがな。
ただ個人的には床でもOKなことがわかったんで、今後も寝袋でいいやーとは思っております。ベッドがないと部屋が広くなって気分がいいし、引っ越しのときも便利ですしねぇ。