定期的に「人生の悩み」に取り組まないと鬱になっちゃうぞ問題
https://yuchrszk.blogspot.com/2017/07/blog-post_14.html
デカい問題に取り組むのが幸福への道
「スピリチュアルな問題に取り組まないとメンタルがやられるぞ!」って論文(1)がおもしろかったんでメモ。
といっても、ここでいう「スピリチュアル」ってのは、「引き寄せの法則」みたいに非科学的でムダに難解なやつではなく、日本語だと「人生の意味」とか「実存の悩み」に近いニュアンス。具体的には、
- 神様っているの?
- 何のために生きてるの?
- 人類はどうやって生まれたの?
みたいなやつです。こういったデカい疑問についてちゃんと考えないと、鬱が起きやすくなっちゃうらしいんですな。
スピリチュアルな問題に取り組む人はメンタルが健康的
この研究はケース・ウェスタン・リザーブ大学によるもので、307人の男女が対象。みんなに日々の思考や価値観などを尋ねたうえで、メンタルヘルスとの関係をチェックしたところ、
- 普段からスピリチュアルな問題に取り組んでる人ほどメンタルが健康!
って傾向がハッキリでたんですな。研究者いわく、
宗教やスピリチュアルな悩み(神の教え、信念、死にまつわる疑問、人生の意味などだ)は、しばしば避けられがちなトピックスだ。こういった問題の解決に取り組まない人は、日々の不安が増え、鬱の症状が強くなりやすい。
とのこと。小規模な研究なんで即断はできないものの、
といったデータもあるもんで、今回の結果も「そうなんだろうなー」みたいな感じはいたします。ACTが「自分の価値観を定めよ!」と主張するのも似た話ですしね。
まとめ
ってことで、定期的に人生のデカい問題について考えてみるのもメンタルヘルスには吉。具体的な例としては、
- 自分にとって最高の価値観とはなにか?
- 自分の人生の究極のゴールはなんだろうか?
- いまの暮らしは人生の優先順位にもとづいてるか?
みたいな問題を考える時間を意識して作っていくのがおすすめです。まぁ、そればっか考えると今度は日常が回らなくなるんで、そこはバランスですが(笑)