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ポジティブ心理学の専門家「幸福感を高めるのに役立つ科学的な方法はこれだ!」


 

幸福感を高めるのに役立つ科学的な方法はこれだ!」たいなみ論文(R)が参考になるので、内容をチェックしておくと良い感じです。主筆は「『幸せをお金で買う』5つの授業」で有名なエリザベス・ダン先生で、ポジティブ心理学の世界で名高い博士ですね。

 

で、ここでダン先生は、「より人間の幸福度を高めるにはどうすればいいの?」って問題を調べた過去の文献を端からピックアップ。登録済みの実験を徹底的にレビューしたうえで、現時点で「この方法には意味がある!」と言えそうなものだけをまとめてくれたんですよ。ありがてぇですね。

 

というわけで、ダン先生がお墨付きを出した、ナイスな手法を見てみましょう。このブログをお読みの方にはおなじみの内容もありましょうが、その場合は復習がてら「どんなテクニックが選ばれたんだろう?」と予想しながら読んでみてくださいませ。

 

 

厳選テクニック1.感謝の気持ちを実践する:長期的な利点はまだ研究されていないものの、感謝の気持ちを表現すること(友人に感謝の手紙やテキストメッセージを書いたりとか)は、幸福感を素早く増加させる事実が示されている。 そして、そのメリットは、少なくとも1日中は続くと考えられる。

 

厳選テクニック2.見知らぬ人と社交する:親密な関係(恋愛関係、親しい友人関係など)が幸福度を高めるのは当たり前ですが、実際には、見知らぬ人との付き合いも同じぐらい有益。 見知らぬ人たちと、外向的な振る舞いをすると、予想よりも大きく幸福度を高められるとのこと。

 

厳選テクニック3.幸せを感じているかのように振る舞う:すでに幸せであるかのように振る舞ってみると、より良い気分になる可能性が上がる。ただし、あまりに常識を超えるレベルの幸福を演じると逆効果になるかもしれないので注意。

 

厳選テクニック4.見慣れたものに新しさを加える:毎日の歯磨きやコーヒータイムのように、慣れてしまったものに目新しさを加えるのも、手軽に幸福度が高まる良い方法と言える。たとえば、部屋のレイアウトを変える、普段夜に行う読書を朝にしてみる、いつもと違うレシピで料理する、毎朝のコーヒータイムを違う場所で楽しむなどである。

 

厳選テクニック5.物事の明るい面を見る:物事を楽観的に考える人は、どんなにヤバそうな状況にも明るい面を見ようとする傾向がある。 このテクニックによる気分の向上効果は長くは続かないが、短期的には気分を良くする効果を得られる。

 

厳選テクニック6.他人を助ける:「人助け」にも手堅い効果がある。ボランティア活動などを調査した研究によれば、困った人に金銭を与えた人は、最もポジティブな感情が高まったと報告されている。 金銭的な援助によるポジティブな感情は、自分に選択の自由がある状況で(誰に、いつ、いくらあげるかを自分で決めることができる)、自分の貢献が相手にもたらしたメリットを直に観察できるときに発生しやすい。

 

厳選テクニック7.所持品の“未来”について考えない:自分のスマホや家などの所有物の未来を考えると、たいていの人は幸福度が下がる。なぜなら、たいていの物は近い将来に改良されるため、その事実を思い出すことにより、今の製品に対する幸福感が減ってしまうからである。

 

厳選テクニック8.不快な作業に割く時間を減らす:家の掃除、洗濯、食料品の買い出し、経費の精算など、自分が楽しめない作業はできるだけ減らそう!という考え方(もちろん、これらの作業が好きならば減らさなくてもよい)。これらの仕事に割く時間を減らせば、幸福感が確実に上がることがわかっている。そのためには、完璧を追求せずに嫌な作業を手早く済ませるか、誰かに任せてしまうか、「時間節約サービス」にお金を払う。多くの研究でも、たいていの人が「物質的な買い物よりも、時間を節約できる買い物にお金を使った後」の方が、より大きな幸福を経験していた。

 

厳選テクニック9.スマホ制限:スマホの利用を制限しても、手っ取り早く気分が向上する。 なかでもソーシャルメディアの使用に関しては、長期的に使用の時間を減らしたほうが、より大きな幸福と人生の満足度につながりやすい。

 

 

ってことで、これら9つのテクニックについては、現時点でそれなりの証拠がそろっているので、率先してやってみる価値がありそうっすね。この中だと、「不快な作業に割く時間を減らす」は意外とできていないポイントなので、もうちょい意識してやっていこうかと。


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