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若返りから脳力アップまで!あらためて「クレアチン」の科学的なメリットをずらずらと並べてみる

Th 2014 08 14 23 10 45  

当ブログでは、筋トレ用のサプリとして「クレアチン」を推奨しております。3種類のアミノ酸(アルギニン、メチオニン、グリシン)で構成されたタンパク質の一種で、とにかくスポーツ全般への効果が実証されているのが特徴。当ブログでも、かつて「神サプリ」の第3位に選んだことがありました。

 

 

ただし、クレアチンには筋量アップのほかにもいろんなメリットがありまして、筋トレだけに使うのはもったいない感じ。というわけで、筋トレ以外にも使えるクレアチンのメリットを並べておきます。

 

 

1.全体的な運動能力が上がる

2003年の実験(1)によれば、体内のクレアチンレベルが高いアスリートは運動能力が10〜15%ほどアップしたとか。1日20gのクレアチンでスプリント能力や持久力も上がるそうなんで(2)、スポーツをやっての方には広くオススメであります。

 

2.体型がよくなる

1999年の実験(3)によれば、参加者に体重1kgあたり0.3gのクレアチンを6週間ほど飲み続けてもらったところ、全員の体脂肪が減って筋肉量がアップ。格段に体型がよくなったそうな。



 

 

3.頭がよくなる…かも

2003年の実験(4)によれば、参加者に体重1日5gのクレアチンを6週間ほど飲み続けてもらったところ、知能テストの成績が良くなったうえにワーキングメモリも向上したとか。どうもクレアチンで神経系の働きがよくなるらしく、精神疲労のレベルも減らせるとのこと。

 

ただし、この実験はベジタリアンだけが対象なんで、普通に肉を食べているような人には当てはまらないかも。そのへんは今後の研究に期待。

 

4.アンチエイジングに効く

クレアチンには抗糖化の作用もありまして、老化をもたらすAGEsの発生をふせいでくれます。また、クレアチンには筋肉の減少をふせぐ効果も高いんで(5)、加齢にともなう活力の減少も抑えられるんですな。

 

まとめ

そんなわけで、クレアチンのメリットをいろいろ見てみました。なにせクレアチンは、細胞のエネルギー源であるATPの材料になるんで、筋肉に限らずいろんなところに効果が出やすいんですよね。

 

 

ただし、クレアチンはお肉に多くふくまれてるんで、パレオダイエットを実践していればあえてサプリを飲む必要はないかも。それでも試してみたければ1日5gずつの摂取をオススメします。

 

 


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。