男女の身体で特に触っちゃいけないエリアを示した「スキンシップマップ」が面白い
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「スキンシップは最高のストレス解消法!」というのが現代の脳科学の結論なわけですが、無差別にベタベタしてたらヤバいんで線の引き方がとても大事。といったところでちょっと面白いのが、オックスフォード大が作った「スキンシップマップ」であります(1)。
これは「友達の数は何人?」って本で有名なロビン・ダンバー博士の研究で、5つの国から男女1,300名分にアンケートを行ったもの。全員に対して「どんな人にどこを触られたら嫌ですか?」といった質問をして、その回答をヒートマップにしたんですね。
で、完成したヒートマップがこちら。色が白いエリアは「スキンシップOK」で、赤いエリアは「スキンシップ注意」、黒いエリアは「スキンシップ禁止」になっております。わかりやすいですねぇ。
ポイントをざっくりまとめますと、
- 親密さが増すほど「スキンシップOK」エリアは広がっていく
- 家族より友人のほうが気を許しやすい
- いったん深い友人関係になれば、時間が過ぎても「スキンシップOK」エリアは狭くならない
- 男女を問わず、男に触られるのは嫌い(笑)
といったところ。やはり男性にとって、他人に触れる行為はハードルが高いようですね。だから「手相を見るフリをしろ!」みたいなナンパ術が流行るのか。
ダンバー博士いわく、
もっとも大事なのは関係性だ。毎日のように見かける知り合いよりも、しばらく会っていない友人のほうがスキンシップエリアは広くなる。
「触れ合い」は全人類に共通の現象だ。文化によって体験の解釈は変わってくるが、一般的な反応のしかたはみな変わらない。
とのこと。今回の調査はヨーロッパのみですが、おそらくはアジア人も同じと考えていいっぽいですね。そんなわけで、スキンシップは使用上の注意を守って正しくお使いください。