あらゆる不調を引き起こす「リーキーガット」に効くサプリを、効果が高い順に5つ並べてみた
当ブログでは、よく「リーキーガットに気をつけよう!」って話を書いております。リーキーガットを直訳すると「腸漏れ」で、腸に細かな穴が空いちゃう状態を指しております。
当然ながら腸はヒトの体で一番大きな免疫機関ですから、ここに穴が開いたらもう大変。血管にいろんな有害物質が流れ込み、万病のもとになってしまうんですね。具体的なメカニズムは以下のような感じです。
血液に入った免疫複合体は、脳に向かってうつや不安を悪化させたり、甲状腺のほうに行って慢性的な疲労が起きたり、肌に悪さをしてニキビやブツブツの原因になったりするわけですね。わたしの腸内がヒドかったときも、慢性的な肌のかゆみと激しい鼻炎に悩まされて苦労しました。
そんなわけで、「なんかわからないけどずっと調子が悪い!」という方は、試しにリーキーガットを気にしてみると幸せになれるかもしれません。具体的には、以下のサプリをおすすめしておきます。
1位 プロバイオティクス
何はなくともまずはプロバイオティクスで腸内細菌を増やすのが基本。個人的には「Probiotic-3」がおすすめですが、プロバイオティクスの効果は個人差が大きいので、手軽に手に入るビオスリーを試してみるのもありかと思います。
また、ほかのプロバイオティクスを試すときは、
- 少なくとも150億個以上の善玉菌が入っている
- いろんな種類の菌が入っている
- 生存率が高い菌が入っている。具体的には以下の種類がふくまれているといい感じ。
- Bifidobacterium bifidum
- Bifidobacterium long
- Bifidobacterium breve
- Bifidobacterium infantis
- Lactobacillus casei
- Lactobacillus acidophilus
- Lactobacillus bulgaricus
- Lactobacillus brevis
- Lactobacillus rhamnosus
- Bacillus subtitles
- Bacillus coagulant
- Saccharomyces boulardii
といったあたりを基準に選んでくださいませ。
2位 ケルセチン
ケルセチンといえば抗アレルギー効果が有名ですが、近ごろは荒れた腸壁を修復する機能が注目されております。2011年の実験(1)によれば、1日2,000mgのケルセチンでリーキーガットが大幅に改善したとか。
用法としては、体重1kgあたり12.5〜25mgを飲めばOK。レスベラトロールのようなバイオフラボノイドと一緒に飲むと効果が上がることが確認されてますんで、気になる方は合わせてどうぞ。
3位 ホエイプロテイン
2012年の実験(2)によれば、クローン病(自己免疫性疾患のひとつ)の患者さんに体重1kgあたり0.5gのホエイプロテインを飲んでもらったところ、ガツンとリーキーガットが改善して症状にも改善がみられたとのこと。ホエイプロテインにふくまれるアラニルグルタミンの効果が高いみたいですね(3)ー。
4位 Nアセチルグルコサミン
一般的には美肌サプリとして売られてるんですが、個人的にはリーキーガットへの効果のほうが高いように思います。医学界でも近ごろ胃腸を守る成分として注目されてまして(4)、リーキーガットからくる自己免疫性疾患の患者さんに使われている模様。
用法としては、1回300〜500mgを1日3回にわけて飲めばOKです。
5位 リコリス
リコリスは俗にいう「甘草」のこと。もともとストレスホルモンへの効果が高いことで有名ですが、ほかにも胃腸の粘膜を整える働きが知られております(5)。ストレスが原因でリーキーガットが起きちゃってる方には、特に良いのではないかと。
用法としては、1回500mgを1日2回飲めばOKであります。