努力せずにすぐ「仕事がデキるヤツ」になる方法
https://yuchrszk.blogspot.com/2017/03/blog-post_21.html
仕事の生産性は隣に座る人で決まる
「仕事の能力は伝染する!」って調査(1)がおもしろかったんでメモ。これはハーバード大の研究で、約2,000人のオフィスワーカーを対象にしたもの。大きなテクノロジー系企業に勤めている人だけを選んで、2年にわたって全員の「働きぶり」をチェックしたらしい。
2000人の生産性をチェックしたら…
具体的にどんなデータを集めたかというと、- 仕事上のポジションの変化
- 仕事への熱心さ
- 職場のどこで働いているか
- ひとつのタスクをこなすのに使った時間
- ひとつのタスクをこなすのに、自分の力だけでやりとげたかどうか
- 顧客の満足度
みたいな感じ。各社員の生産性をチェックしたうえで、「誰の隣で働くか?」がどれだけパフォーマンスに影響するかを確かめたわけですな。労作ですねぇ。
生産性の10%は隣に座る人で決まる
で、まず論文では労働者を3つのタイプにわけております。- 生産屋:とにかく大量の仕事をこなすが質にはこだわらない。全体の25%
- 品質屋:品質の向上に時間を使うが、そのぶん仕事量は少ない。全体の25%
- 平均屋:生産屋と品質屋のまんなかぐらい。質も量も平均的。全体の50%
そのうえで、誰の隣で働くといいのかというと、
- 生産屋と品質屋が隣あって座ると生産性が17%、効率が17%上がる
- 平均屋と組ませた場合でも、それなりに生産性は上がる
- 生産性の向上は、座席を変えたらすぐに表れる
- 同じタイプの労働者が隣に座っても、そんなに影響はない
- ネガティブなヤツが隣に座ると生産性は超下がる(これは当たり前ですな)
といったところ。とにかくヒトの仕事ぶりは隣に座る人に強く影響され、平均すると生産性の10%が「隣人の影響」に左右されてるそうな。ひとことで言えば、「デキる人になりたきゃデキる人の隣に座れ!」ってことですな。
とにかく人間は隣の人に影響されやすい
似たような話はいろいろありまして、などなど。ヒトは社会的な生物なんで、とにかく周囲の人の影響を受けやすいんですよね。よく「人生を変えたきゃ友人を変えよう」などと言いますが、やっぱ正しいアドバイスなんでしょうな。
隣がネガティブな人だったらどうする?
といっても、隣が嫌な人でもすぐに環境を変えられないケースも多いでしょうから、その場合は、などでしのいでいくしかないかなぁ、と。簡単に言えば「メタ認知を鍛えて観察者の視点でものごとを見よう!」みたいな話です。もちろん時間はかかりますが、自分のメンタルに「観察者の機能」が備わると、いろいろと人生がラクになるのでオススメです。