ピンクノイズでグッスリ眠れるようになるらしいですよ
ピンクノイズで快眠!
「パレオダイエットの教科書」では、夜間の小さな音(空調とか)で眠れないときはホワイトノイズを使うといいよー、みたいなアドバイスを書いております。
ホワイトノイズってのは、ざっくり言うとすべての周波数をほぼ等しくふくむ雑音のこと。他の雑音をマスキングしてくれるんで、睡眠に入りやすくなるんですよ。具体的にはこんな音です。
が、近ごろノースウエスタン大学から出た論文(1)は、「ピンクノイズの快眠効果も凄いかも!」って結論になってておもしろいんですよ。
ピンクノイズってなに?
ピンクノイズはホワイトノイズの親戚で、周波数が高くなるほど音の成分が少なくなるノイズのこと。と言ってもわかりづらいので具体例をどうぞ。
好みにもよりますけど、どっちかといえばピンクノイズのほうが耳なじみが良く感じる人が多いんじゃないでしょうか。ピンクノイズのほうが自然音に近いと思うパターンも多いかも。
ピンクノイズで眠りが深くなった
で、実験は60才以上の男女13人を対象にしてまして、みんな2晩ほど「睡眠ラボ」に泊まってもらったんだそうな。その際に、
- 電極付きのキャップを被って脳波を記録
- ヘッドホンでピンクノイズを聞きながら寝てもらう
って手順を踏んだんですね。すると、
- ピンクノイズを聞いたほうが眠りが深くなった!
- そのせいで翌朝の脳の働きも改善した!
みたいな結果だったらしい。どうも、ピンクノイズが脳神経の活動とシンクロして、睡眠をさらに深めてくれるみたいなんですな。
ピンクノイズで眠りをずっと流すのが大事
といっても、ピンクノイズそのものが徐波睡眠を増やすわけじゃないのがポイント。あくまで眠りが深くなったタイミングでピンクノイズが流れているのが大事であります。まぁいろいろ考えるのも面倒なので、「White Noise Free」みたいなアプリでずっと流しとけばいいと思いますが。
ちなみに、今回の実験は小規模ですけど、2016年にも「ピンクノイズで記憶力があがる(…かも)」みたいなデータが出てて、「やっぱ何かしらの効果があるのかなー」と思ってしまうところであります。さっそく試してみようかな。