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恋愛ではどこまで「理想の相手」を追い求めるべきか問題

Ideal

 

 どこまで恋愛相手の理想を追うべきか問題

 「恋愛では理想のパートナーを追うべきか?」なんて疑問が昔からあるわけです。イケメンでも高収入でも何でもいいんですけど、とにかく自分の理想を求めてどこまで頑張るべきか、という。

 

 

 

実は、このへんの問題は昔から心理学の研究対象になっていて、ガッツリとメタ分析(1)が出てたりします。

 



「理想」の効果は短期と長期で変わってくる

これはカリフォルニア大学の研究で、過去に行われた「異性の好み」に関する96件の論文をまとめたもの。理想のパートナーを追うと幸せになれるの?」ってあたりをデータでチェックしたんですな。

 

 

それで何がわかったかといいますと、

 

 

1.たいていの人は自分の理想と違う相手を選ぶ

第一に、どんな人でも異性への理想を持っていて、

 

  1. 優しさ・信頼感
  2. 身体的魅力・バイタリティ
  3. 権力・財力

 

のどれかに当てはまったとのこと。ただし、多くの人が「実際に付き合った相手」をチェックしたところ、理想に沿ったパートナーを選んだケースはほとんどなかったそうな。

 

 

というのも、たいていの「恋人選び」は感情や無意識のプロセスで決まるので、「理想の相手」のように意識的な条件が作用するケースはほとんどないんだそうな。多くの人の「理想」は、本能的な直感と大幅なズレがあるみたい。

 

 

2.ただし、自分の「理想」は後の関係性には影響する

そんなわけで、短期の恋人作りにおいては「理想」は無関係だったわけですが、長期の関係になると状況が変わってくるのがおもしろいところ。なんでも、2人の関係性が長期におよぶにつれて、最初に持ってた「理想」の重みが増していくみたいなんですな。

 

 

つまり、

 

  • 短期的に恋人ができるかどうか=2人の理想は関係ない
  • 長期的な関係が続くかどうか=2人の理想が一致していたほうがいい

 

って感じ。両者の理想が合っているカップルほど、長期的な関係の満足度は高くなり、別れにくくなる傾向があったんだそうな。

 

 

まぁ最初は異性を直感で選ぶんだけど、付き合いが長くなると「この人で大丈夫かしら?」みたいな気持ちになるんでしょうな。わかりやすいですねぇ。

 

 

「理想」と「直感」の正しい使い方

要するに、以上の話からわかるのは、

 

  • 初期の直感を信じて付き合うと大失敗するかもしんないぞ!
  • 長期的には理想を追ったほうが幸せになれるぞ!

 

ってことですな。一時の感情に飲まれてパートナーを選んだら、あとでにっちもさっちもいかなくなったケースはよく聞きますからねぇ。

 

 

この研究を実生活に活かすとすれば、

 

  • 1)まずは自分の「理想」をハッキリさせておく:性格、ルックス、財力のうちから、自分にとって重要度が高いポイントの優先順位をあらかじめ考えておく。もちろん「すべての条件が最高の相手がいい!」って選択もアリですが、その場合は、自分も最高レベルの人間でないと相手を幸福にできない(=相手から選ばれない)ことは意識しておく。
 
  • 2)自分の「感情スイッチ」を知っておく:誰にでも感情が動きやすくなるポイントはあるもの。「困ったときに優しい言葉をかけられると弱い」とか、「ギャップのある人を見ると弱い」とか、人によって感情のスイッチがオンになるポイントは違うかと思います。普段から自分の感情を観察しておいて、「人を好きになりやすいトリガー」を押さえておくと吉。

 

  • 3)最初の出会いでは「直感」で相手を選ぶ:最初から「理想」だけを基準にしちゃうと感情が盛り上がらないので、そもそものスタートラインにすら立てない可能性が大。まずは「直感」で気になる相手を絞り込んで、そこから「理想」の判断に移行していくといい感じ。

 

  • 4)相手の「理想」と自分の「理想」をすり合わせる:候補が決まったら、自分の「感情スイッチ」を思い出して、いったん客観的なスタンスを確保。そのうえで自分の理想を冷静に判断しつつ、ついでに「自分は相手の理想に沿っているか?」を調べていくとよさげ。自分の理想ばっか求めてると向こうの理想との折り合いがつかず、長期的な関係は結びにくくなるので注意。

 

ってとこでしょうか。ざっくりいえば「短期は直感で判断、長期は理性で判断」みたいなことですね。

 

 

結局のところ、状況によって直感と理性のバランスを取るのが大事って話でして、恋愛だけでなくいろんな場面に適用できそうな教訓ではありますな。


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。