日本の元気なお年寄りは何をメインに食べているのか?
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体が強いお年寄りと弱いお年寄りの違いを調べた
「日本の元気な高齢者は何を食べてるの?」って問題を調べた研究(1)がおもしろかったんでメモ。
これは東大が行った観察研究で、日本で暮らす65才以上の女性2,108人を対象にしたもの(中央値は74才)。まずは全員に生活習慣のアンケートを行って、「体の弱さ」「運動量」「疲れやすさ」などを採点して、体が強い人と弱い人により分けたんだそうな。
ポイントはタンパク質と抗酸化物質
続いて、みんなの食事の量と内容を調べたところ、
- 強いお年寄りは、とにかくタンパク質と抗酸化物質の量が多い!
- お菓子や清涼飲料水の量はめちゃくちゃ少ない!
みたいな傾向が出たんですな。研究者いわく、
たんぱく質の摂取および体内の炎症の抑制は筋肉合成に寄与することが考 えられており、これらの影響が虚弱を予防する可能性が 考えられた。
とのこと。タンパク質が筋肉の成長に欠かせないのは常識ですが、そこに抗酸化物質を組み合わせると、さらに効果がブーストするのではないか、と。体内の炎症を抑えると筋肉が増えやすくなるのかも?ってのは近ごろよく聞く話ですからねぇ。
とりあえずコーヒーと魚介は食べておきたい
さらに、強いお年寄りが何を中心に食べているかというと、こんな感じです。
やはりコーヒーが凄いですねー。ここまでコーヒーが強い理由としては、「カフェインが抗炎症に効いてるから?」や「クロロゲン酸の効果が凄いから?」など諸説ありますが、まだまだくわしいとこは不明。いずれにせよコーヒーで体内の炎症が鎮まるのは間違いないので、健康飲料として飲んでいただければと。
また、魚介はタンパク質そのものに抗炎症の効果があるナイス食材なんで、こちらもサーモンを中心にガンガン食べていきたいところです。なんか、コーヒーをガブガブ飲んで魚と野菜を食べてればすべてOKな気がしてきますな(笑)