人生を幸せにしてくれる「良い友人」の8タイプとは?
友人が重要なのは間違いないが、具体的にどんな友人が必要なのか?
当ブログでは、よく「人生の最重要ポイントは人間関係」って話を書いてるわけです。具体例をあげますと、
といったところ。金がある人よりも頭が良い人よりも、結局は良い友人がいる人が最も健康で幸福度が高いってデータがやたらと多いんですな。
そのわりに私は友だちが少ないのがアレなんですが、そこはさておき皆さまにはぜひ良い人間関係を構築していただければ、と思う次第です。
といったところで、近ごろ「ヴァイタルフレンド」って本を読んだら、いろいろとためになりました。著者は「ストレングス・ファインダー2.0」とか「座らない!」などで有名なトム・ラスさんで、ギャラップで科学者として働いてる人です。
8パターンの友人をそろえれば人生は万全
トム・ラスさんの本はいつもデータ重視なのがいい感じでして、この「ヴァイタルフレンド」も、過去のいろんな研究をもとに「どんな友だちを作るべきか?」ってあたりを調べてくれてて楽しいです。
そのなかでも、本書では「8パターンの友だちがいるといいよ!」ってとこをまとめていて、これがちょっとおもしろい。後々使えそうなので、以下に軽くまとめておきます。
1.ビルダー
もちろんボディビルダーとは関係なく、要するに「自分のポテンシャルを見抜いて、的確なアドバイスをくれるような人」のことです。場面に応じてモチベーションを上げてくれるような相手を友だちにしろ!ってこってすな。
ビルダーはモチベーションを上げるのがうまく、あなたを限界まで後押ししてくれる。ビルダーは、あなたが自分の力を生産的に使うためなら、自らの時間も惜しまない。
とのことで、良いコーチとかマネージャーみたいな存在ですな。もしビルダー的な友だちがいないときは、とりあえず周囲の人にアドバイスを求めまくるといいよ!とのこと。なかなか見つけ出すまでは大変そうですなぁ。
2.チャンピオン
こちらのことをべた褒めしてくれる友人のことです。あんまり甘やかされるとダメイになりそうなイメージもありますが、とにかく何をしても否定せず、こちらが恥ずかしくなるぐらい褒めてくれるような相手が最低でもひとりは必要なんだそうな。いや、確かにそんな人がいたらありがたいですが。
ちなみに、現時点でチャンピオン的な友人がいないときは、とりあえず「いつも他人を褒めているような人」を探して近づいてみよう!とのこと。
3.コラボレーター
自分の変な趣味や好みを一緒に楽しんでくれる人。同じ興味を持った相手のことなんで、一般的な友人の定義に近いかもですね。もちろん、好みの対象はスポーツでも仕事でも政治でも音楽でもなんでもOKであります。
現時点でコラボレーターがいないときは、とりあえず周囲に自分の興味や好みをアピールし続けろ!とのことです。私もこのブログをやってたおかげでコラボレーター的な友人ができたので、このアドバイスには納得であります。
4.コンパニオン
単純に「最高の友だち」のこと。トムさんいわく、
コンパニオンとは、つねにあなたのそばにいてくれる存在だ。そんな状況でも、どんな環境でも関係ない。もしあなたに何か大きな事件が起きたとき、それが良いニュースでも悪いニュースでも、まず最初に知らせるような相手がコンパニオンだ。
とのこと。多くの友人研究を見てると、このコンパニオンがいるかどうかが幸福度を左右してる感じがしますな。
トムさんによれば、いまいる友だちのなかで「もっと関係性を深めたいなー」という人がいれば、その人をもっと時間を使おう!とのこと。
5.コネクター
自分に何か問題が起きた時に、なにか助けになる人を紹介してくれるような友人。
コネクターは、あなたの欲望の橋渡しをしてくれるような存在だ。コネクターはあなたのことを理解し、そして他の人につなげてくれる。基本的にコミュニケーションが好きで、あなたをランチやディナーに誘ってくれるような人だ。
ってことで、かなり外向的な友人がひとりはいたほうがいいらしい。トムさんいわく、コネクターな人は見ればすぐにわかるから、怖気づかずに近づいてみよう!とのこと。確かに、この手の人って一発でわかりますもんね。
6.エナジャイザー
単純に「楽しい友だち」のことです。話がおもしろかったり、どこか楽しいスポットを知ってたりとか、そんな感じ。
エナジャイザーがいれば、もっと人生にポジティブな瞬間が増えることになる。あなたが落ち込んだときでも、瞬時にその日を良いものにしてくれるような存在だ。
ってことで、エナジャイザーがいたほうが幸福度が高まるのはわかりやすいっすね。トムさんいわく、どんなときでも前向きな人を選んで、近づいてみよう!とのこと。まぁエナジャイザーな友だちばっかりだとよろしくなさそうですが。
7.マインドオープナー
自分に「ひらめき」をくれるような友人。たんに楽しいだけじゃなくて、会話をしてると自然に頭を働かせることになったり、何らかの新しい知見が得られるような人を指しております。
マインドオープナーは、あなたの思考の地平を広げ、新しい発想、文化、人々などに目を向けさせてくれるような友人だ。ときにあなたの考え方と違うことを言うかもしれないが、そのおかげでポジティブな変化を得ることができる。
ってことで、これは探すのが大変そうですな。トムさんいわく、とりあえずいろんな人に自分のアイデアをぶつけてみて、反応を探ってみるしかないとのこと。
8.ナビゲーター
困ったときにナビゲートしてくれる、いわゆるメンター的な存在。
ナビゲーターは、あなたが正しい方向に進むためのアドバイスをくれるような友人だ。なにか指針が欲しい時は彼のもとに出かけ、答えを見つけるまで、様々な行動のメリットとデメリットを確認できる。
ってことで、これまた探すのが難しそうな存在であります。こちらについてはトムさんいわく、周囲の人に「彼ら自身のことについていろいろと聞いてみよう!」とのこと。彼らがいままでどんな体験をしてきたかを探ることで、意外と自分の境遇にそっくりな人が見つかることが多いんだそうな。
まとめ
ってことで、人生を幸せにしてくれる友人の8タイプでした。いま身の回りにいる友人がどのタイプかを確認しつつ、足りない部分を意識して補っていくといい感じです。
また、いっぽうでは自分の友人にとって「自分はどのタイプの友人か?」をチェックしてみるのも、相手との関係構築に役立ちそうであります。私の場合は、幸いにも今の奥さんがコラボレーターだったりコンパニオンだったりと、一人で何役かを兼ねてくれるんで、いろいろと助かっております。