緑茶を飲み過ぎるとフッ素で骨にダメージが!問題
緑茶で骨がぐずぐずになるのでは?問題
当ブログでは、よく「緑茶は凄いぜ!」みたいな話を書いております。なにせ有効性を示したデータの量はトップクラスでして、そこらの健康ドリンクを買うぐらいなら、普通に緑茶を飲むのがよかろうと思うわけです。
が、緑茶といっても万能ではありませんで、たとえば「飲み過ぎは甲状腺ホルモンに悪い?」とか「テストステロンが下がっちゃう?」とか、いろんな問題点が指摘されているわけです。
そんななかで、わりと昔から言われてるのが「緑茶の飲み過ぎが歯と骨に良くないんじゃない?」って話。というのも、緑茶には結構な量のフッ素が入ってまして、こいつを大量に摂りすぎると、歯や骨がボロボロになっていくことがわかってるんですな。怖いですねえ。
緑茶は何杯まで安全なのか?
ってところで、「緑茶はどこまで飲むのが安全なのか?」って問題を調べた論文(1)が出まして、非常に参考になりました。
これはフロリダ大学の調査で、47種類の有名なお茶ブランドを集めて分析したんですね。細かいブランド名は書いてないんですが、生産国はアメリカ、カナダ、中国、インドなどの13カ国だそうな。
その結果は、
- 約180mlの緑茶ごとに1.2mgのフッ素が入っている
だったそうな。お茶の種類で言いますと、緑茶のフッ素量がもっとも多くて、次がウーロン茶と紅茶の1mg、ハーブ茶はもっとも少なくて0.1mgだったそうな。
フッ素が1日に6mgを超えるとヤバいかも
一般的に、フッ素の1日の上限は10mgと言われてるんですが、研究者はもうちょい低いラインを推奨しておられます。
お茶に大量のフッ素が入っていることを知らない人は多い。ほとんどの人は1日に6mgのフッ素を飲むと、骨への悪影響が出てくるだろう。
ってことで、厳密には「フッ素は1日5.2mgまで!」がベストなんだそうな。
つまり、おおざっぱに計算すると、緑茶は1日750mlぐらいまでがいいってことになりましょうか。ペットボトル1本とちょっとっすね。
ただし、この数字は水道水から摂るフッ素はカウントしてないんで、そのへんもふくめたらもうちょい上限は厳しくなるかも。正確な判断は難しいんですけど、とりあえず「1日にペットボトル1本分ぐらい!」と思っとけば、安全に緑茶のメリットを享受できるかと思われます。
実際、たいていの緑茶は500mlで180mg〜200mgのカテキンが入ってるんで、普通の健康維持に使う分には十分なレベル。それ以上を目指すならEGCGサプリなんかを使う必要があるんでしょうな。