ずっと痩せてる人が続けてる超シンプルな3つの習慣とは?
https://yuchrszk.blogspot.com/2018/12/blog-post_18.html
早食いは太る!って話は昔からあるんですけど、直近の研究(1)は、日本人を対象に問題を掘り下げてておもしろいです。
これは九州大学の研究でして、59,717人の日本人を6年にわたって追いかけた観察研究になっております。参加者はみんな40歳以上で、糖尿病の診断が出た人だけを選んだそうな。日本人だけのデータなんで、とても参考になっていいですねー。
で、研究でなにをチェックしたかと言いますと、
- 全員の食べるスピード
- いつも就寝の何時間前に夕食を終えているか
- 夕食のあとに間食をしているか
- 朝食を食べるかどうか
といったところ。これらの指標をみんなのBMIやウエストサイズとくらべたんですな。
その結果は、↓こんな感じになりました。
- 肥満体型な人のうち44.8%が早食いだった
- 肥満体型な人のうち29.6%が普通のスピードだった
- 肥満体型な人のうち21.5%が遅食いだった
ってことで、わりとパキッとした違いが出てますね。さらに、肥満になりにくさで比べますと、
- 普通のスピードで食べる人は、29%ほど肥満になりにくい
- ゆっくり食べる人は、42%ほど肥満になりにくい
だったそうで、遅食いの人ほど太りにくい傾向もバッチリ確認されております。基本的に私も早食いなんで困っちゃいますなぁ……。
でもって、早食いとはまた別に「太りやすいライフスタイル」も出てまして、
- 眠りにつく2時間前に夕食をとる人にくらべて、そうでない人は10%ほど肥満になりにくい
- 夕食のあとに間食をしない人は、する人にくらべて15%ほど肥満になりにくい
みたいな感じ。別に夜に食べると太りやすいみたいな事実はないんですが、おそらく寝る前の食事って、その人の乱れたライフスタイルの指標になってるんでしょうな。
研究者いわく、
食習慣の変化は肥満、BMI、ウエストサイズに影響をあたえる。食事のスピードを遅くすれば肥満の解決に役立ち、それにともなう健康リスクも減らせるかもしれない。
だそうで、こうなると「やっぱ早食いを治さないとなぁ……」って気になるわけですけど、
- 実験のあいだ、早食いに変わったのはわずか0.29%だった
なんて数値も出てたりして、いよいよ困っちゃうわけです(もちろん、意識して早食いを治そうとした人の数じゃないですが)。対策としては、やっぱ「マインドフルイーティング」しかないんでしょうなぁ……。