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カリスマ性を身に付けるための会話力トレーニング6選 | 『カリスマは誰でもなれる』


先日「カリスマは誰でもなれる」という本から「カリスマ性を鍛えるための7つのメンタルトレーニング」を取り上げましたが、今日は同書から「カリスマ性を身に付けるための会話力トレーニング」をご紹介。



 

 

会話力トレーニング1・しゃべり方に注意する

声が低いほど給料が高くなる!」とか「声が低い男はモテる!」なんてニュースもあったとおり、「」はカリスマ性の重要なポイント。具体的には、

  • ゆっくり話す:できるだけスローペースで話すほうが説得力は高い。データでも、ゆっくり話す政治家のほうが当選率が高いそうな。
  • 休止を入れる:話の途中に休憩をはさむ人は、より自信があるように見える。1つのセンテンスごとに1〜2秒の休止を入れるように意識すればOK。
  • イントネーションを下げる:文章の語尾を下げるように話すと、力強い印象を与えることができる。文章の途中でイントネーションを下げるのも効果的。
  • 呼吸を深くする:口ではなく鼻で深く呼吸しながら会話するように心がける。口から息を履くと、相手に不安で余裕がない印象を与えてしまう。


以上のポイントを意識するといいみたい。


会話力トレーニング2・感謝の心を鍛える

「感謝の気持ちを育てる」のは人間の幸福度を高める基本的な要素ですが、カリスマ性を鍛えるためにも重要なポイント。ポジティブ心理学の世界では「その日にあった良いことを3つ思い出して寝る前に日記に書く」なんていう定番の方法がありますが、本書では「その場で感謝できることを3つ考える」というさらに即効性の強いテクニックを勧めております。


重要な面接や会話の前などに、いまの自分の感情・体の感覚・周囲の環境を注意深く観察して、何でもいいから感謝できることを探すと良いらしい。「今日は天気がいい」とか「体調がよい」とか、それぐらいの些細なことでOKだそうです。


会話力トレーニング3・共感力を鍛える

感謝とならんで重要なのが共感する能力。相手に共感できると、自然に自分の態度から固さが取れてカリスマチックな雰囲気が生まれるそうな。会話の相手への共感を育むには、次の3つのステップを使いましょう。

  1. 会話相手の過去を想像してみる。どんな環境で育ったのか? 子ども時代にどんな経験をしたのか? 家族はどんな人たちなのか? などを、できるだけ具体的にイメージしていく
  2. 続いて、会話相手の現在を想像してみる。相手の立場に立ってみて、いまその人が何どんな気持ちを抱いているかをリアルにイメージする
  3. 会話相手に賞賛の言葉を送っている様子をイメージする



会話力トレーニング4・自己共感力を鍛える

相手への共感だけでなく、自分自身への共感も必要。相手のことだけ考えて自分には批判ばっかしてたら、そりゃあ卑屈なムードが漂っちゃいますからね。


自己共感を高めるために、本書では「自分のためにやっている気づかい」(運動とか朝イチのコーヒーとか)を5〜10個ほど紙に書き出して、それぞれの重要度ごとに星マークをつける方法がオススメされております。自分がいかに自分を気づかっているかに、あらためて意識を向けるのが重要みたいっすね。


会話力トレーニング5・傾聴力を鍛える

「人の話をよく聞きましょう」なんてのは言われるまでもない超基本ですが、実際には大半の人が実践できていないとか。本書では、

  • 次回の会話から、意識的に「相手の話をさえぎらない」トレーニングをする
  • 相手の話を聞いてもすぐには答えを返さず、2秒ほど待って「相手の話を理解した表情を浮かべる」ように訓練する


 といった方法が紹介されておりました。


会話力トレーニング6・ゴリラのまねをする

面接や会議などで自信に満ちた印象を与えたいときに使えるテクニック。具体的には、

  1. 衣服をゆるめてリラックスする
  2. 立ち上がり、体を左右にユラユラ揺する
  3. 両足を大きく広げる
  4. 両腕を思いっきり左右に伸ばす
  5. 両腕を思いっきり天井に伸ばす
  6. 胸を大きく前に突き出す
  7. 肩を前後にグルグル回す
  8. 自分が軍人になったイメージで、偉そうな態度で腰に手を回す


というもの。アホみたいに思えますが、自信ありげな姿勢を取ると本当に自信がわいてくるってのは有名な話ですもんね。くわしくは以下の動画をご参照ください。


まとめ

そんなわけで、「カリスマは誰でもなれる」から会話力に特化したトレーニングをご紹介してみました。あらためて見ると、ポジティブ心理学のテクニックを上手く「カリスマ性」ってテーマに応用してるな〜、といった感じ。本書には、他にも具体的なテクニックが満載なので、興味のある方はご一読をオススメします。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。