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オバマ大統領にタスク管理の技術を学ぼう!


「世紀の空売り」や「マネー・ボール」などの傑作ノンフィクションを連打しているマイケル・ルイスが2012年に発表した「オバマのやり方」ってレポートが非常に面白かったのでメモ。バマ大統領が実践しているタスク管理の技術をご紹介します。



 

 

1・前日の夜に翌日の仕込みをしておく

マイケル・ルイスいわく「大統領の1日は前日の夜から始まる!」とのこと。家族が寝静まると、オバマさんはその日に残った雑用をこなしつつ翌日の仕込みをするらしい。


例えばノーベル平和賞を取ったときは、日中に受賞スピーチの内容を考えたりはせず、夜のうちに骨子をまとめておいて、翌日に一気に書き上げたそうな。難しい作業は、静かに集中できる時間帯にこなしておくのが大事なわけですね。


ちなみに、オバマさんは午前1時に寝て7時に起きるのが習慣らしい。早起きが苦手な私としては、無闇な朝活をしてないあたりに安心しました(笑)。

2・細かいことは人にまかせて意思力の消耗をふせぐ

使えば使うほど意思力はすり減っていくという話はよく聞きますが、その辺はオバマさんも気をつけている模様。その日の食事や服装といった細かいことは、アシスタントに任せちゃうらしい。オバマさんいわく、

 

何を食べるかとか、何を着るかなんてことまで、いちいち決めてらんないよ。決断を下さなきゃならないことが多すぎるんだから。


 とのこと。食事も任せちゃうってのは徹底してますねぇ。何でもかんでも自分で決めりゃいいってわけじゃないんですな。

3・批判は聞かない

オバマ大統領ともなれば、国民の批判は素直に受け入れて次に活かしていくのが当然……ってわけでもないらしい。オバマさんいわく、

 

仕事のうえで最も大事なルールは、CNNやMSNBCなどのニュースを見ないことだ。テレビに出る評論家や政治家は絶対に見ない。私たちが議論するのはスポーツチャンネルだけだ。


とのこと。できるだけニュース番組は避けているらしい。そりゃオバマさんレベルになると批判もハンパじゃないでしょうからねぇ。メンタルを正常に保つためには当然かも。

4・運動をする

オバマさんは、必ず起床したあとすぐに45分の筋トレと有酸素運動をするらしい。健康管理はもちろん頭をクリアにするのが目的で、重要な会議の前などは必ず集中的にトレーニングするんだとか。また、ジム通いのほかにも、定期的にワシントンの友人とバスケで遊んでるみたい。あれだけの激務で、1日45分もエクササイズに割いてるのは偉いなぁ…。

5・自分の時間を持つ

オバマさんには、1日のうちで絶対に実行するタスクが3つあるらしい。

 

  1.  朝のエクササイズ
  2.  娘たちとのディナー
  3.  家族が寝たあとの夜の時間


エクササイズは健康と頭の働きを良くするため、夜の時間は翌日からの仕事をスムーズに進めるため、娘たちとのディナーは仕事を離れて頭を切り替えるためだそうな。1日のうちに確実にこなすルーチンを決めておくといいよ!ってのは、いろんなところでよく聞く話ですもんね。

まとめ

そんなわけで、オバマさんの仕事術でした。個人的には、やっぱ意思力のキープが大事なんだな〜という感想であります。私も、仕事で意思力をすり減らさない方法をもうちょい考えないといかんな…。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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