自分が空気を読める人間かどうかがわかる「SM尺度」
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/12/sm.html
うyds
科学的に正しい性格テスト法について書かれた「Me, Myself, and Us」って本によれば、自分が空気を読める人間かどうかを判断するには、「SM尺度」って診断を使うといいらしい。
SMはセルフモニタリングの略でして、女王樣とは関係なし。この数字が高い人は、良く言えば空気を読むのが得意で、悪く言えば人の目を気にするタイプ。逆に数字が低い人は、良く言えば自分を貫くタイプで、悪く言えば空気を読むのが苦手。
具体的には、以下の質問に点数をつけていきまして、すべての合計点で判断します。
- かなり当てはまる 4点
- やや当てはまる 3点
- あまり当てはまらない 2点
- 全く当てはまらない 1点
- 話をしているときには,相手の表情のわずかな変化にも敏感になる。
- 目をみれば,その人のほんとうの気持ちを正確に読み取ることができる。
- だれかが自分にうそをついても,表情やしぐさですぐにうそだと見抜くことができる。
- 目をみれば,自分が相手に何か不都合なことを言ったかどうか分かる。
- 相手が冗談を聴いて笑っても,内心ではその冗談を下品であると思っているかどうかを見抜くことができる。
- 私の直感力は,相手の気持ちや行いの原因を知るのにとても役に立つ。
- 相手や状況に応じて自分の行動を変えるのが得意である。
- その場面でどのようにふるまえばよいか分かれば,それに応じて,自分の行動をたやすく変えることができる。
- 自分が今いる場面で必要とされていることに応じて,自分の行動を変えることができる。
- 物事が自分の思い通りにうまくいかないときには,すぐに他のやり方に切り換えることができる。
- 自分のためになると分かっていても,体裁をよくするのが苦手ではない。
- まわりの人が望んでいることに応じて,自分の行動を変えることができる。
- 相手にどのような印象でも与えることができる。
平均点は32.5ポイントで、これより合計点が低ければLSM(空気を読むのが苦手)で、高ければHSM(空気を読むのが得意)の傾向が大。さらに、1〜6は「自分を良く見せられる能力」の高さを、7〜13は「他人の心を読む能力」の高さを意味しております。
もちろん、これは「HSMだからいい!」って話ではなく、LSMの人は周りに流されない傾向が強いんで、環境の変化に強いし、「空気を読めてるかな…」とか心配するストレスとも無縁なのが強み。逆に、HSMは環境の変化に弱いわりに、事前に準備ができるような状況であれば(プレゼンとかスピーチとか)、LSMよりも能力を発揮しやすい感じ。
これまたビッグファイブと並んで信頼性の高い尺度なんで、自分の強みを活かすための方法の1つとして覚えておくといいかもですねー。
credit: Malingering via FindCC