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「カッピング療法」が美容と健康に効きまくるって本当?

Cup

 

カッピングに関するご質問をいただきました。

 

マイケル・フェルプス選手がやってるカッピングはどう思われますか?カッピングができるクリニックに聞いてみると、アンチエイジングや疲労回復に凄い効果があるというんですが、怪しい気もします。

 

とのこと。



マイケル・フェルプスも愛用するカッピング

カッピングは中国の伝統療法でして、日本では「吸い玉」とも呼ばれておりまうす。具体的には、以下の写真みたいなやつ。

 

Cupping

 

つまり、ガラス製のカップを熱で真空状態にして、そのなかに肌を吸い上げてるわけですね。前に中国に行ったときは、町中で老人が普通にカッピングをしててビックリしました。

 

 

ご質問のとおりマイケル・フェルプス選手も愛好者のひとりで、肩や背中にカッピングの跡がハッキリと残っております。

 

NewImage

参照:Michael Phelps Swears By Cupping. Should You Try It?

 

なんでもカップの吸引で血行がよくなり、老廃物を取り除いてくれるんだとか。確かに怪しい雰囲気がただよってますねぇ。

 

 

実際、わたしも数年前は「カッピングなんてウソでしょ〜」とか思ってたんですが、いざ調べてみたら、あらビックリ。 ここ5〜6年で、カッピングに有利なデータがそこそこ出てきたんですよ。

 

 

痛みにはそこそこ効くようですが…

まずは、ここ数年のデータを、ざっくりと結論だけ並べていきます。

 

  • 8件の実験データを精査。カッピングは帯状疱疹の痛みに効くことがわかった(1)
  • 6〜135件の実験データを精査。カッピングはニキビや首の痛みに効くことがわかった(2)
  • 16件の実験データを精査。カッピングは頭痛や腰痛に効くことがわかった(3)

 

 いずれも過去のデータをまとめた系統的レビューでして、科学的な信頼性はかなり高め。これらの結果を見る限り、「カッピングはいろんな痛みに効く!」と言えそう。

 

 

もちろん、上記のデータには難点がありまして、

 

  • どの実験もかなり質が低いので、今後の研究によっては結論がひっくり変える可能性もある
  • 全体的にカッピングの効果は、ほかのリラックス法(筋弛緩法とか)と特に変わらない

 

みたいな問題も抱えております。カッピングが痛みに効く可能性はかなり高いものの、効果は大したことがなさそうなんですよね。

 

 

都内でカッピングを受けると、だいたい1回で6,000円ぐらいかかりますからねぇ。そのコストに見合うかというと、かなり疑問。

 

 

ちなみに、カッピングで痛みがやわらぐ理由よくわかってないんですが、現時点では、

 

  1. カッピングにより肌が軽いストレスを受ける
  2. ストレスのせいで脳から痛みをやわらげる物質が出る
  3. 痛みがやわらぐ

 

って原因がもっとも有力視されております。ランナーズハイと似たような仕組みですね。

 

 

つまり、カッピングで「老廃物が流れる!」とか「アンチエイジングに効く!」みたいな主張に関しては、デタラメである可能性が大。一時的な痛み止めとしては有効でしょうが、それ以上を期待するとガッカリしそう。

 

 

まとめ

そんなわけで、ここまでの話をまとめると、

 

  • カッピングは腰痛や肩こり、首の痛みなどに効く
  • ただし、その効果は言うほどでもない
  • アンチエイジングや美容への効果はかなり疑問

 

 みたいな感じです。決して根も葉もない話ではないものの、コスパとのバランスを考えると、わたしは手を出さないですかねぇ。

 


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。