超簡単に体脂肪が落ちるプチ断食テクニック、その名も「90分ダイエット」
当ブログの定番テーマといえばプチ断食でございます。短時間の断食を細かくくり返す方法ですな。
そのメリットがどこまであるかはまだよくわからんのですが、とりあえず体重のメンテナンスについては定評がある感じ。現時点で言えそうな効果については「プチ断食の効果について知っておきたい11のこと」にまとめてますんで、こちらをご参照いただければと。
で、プチ断食と言ってもいろんな種類がありまして、くわしくは「プチ断食のテクニックをレベル別にまとめてみたぞ」などをどうぞ。個人的には、ここで紹介している「8時間ダイエット(リーンゲインズ)」を実践しています。さらに、このほかにも、
なんてのがあったりして、とにかく百花繚乱とでも申しますか。
なので、とりあえず「これならできそう!」と思えるものから手につけていただければと思うわけですが、新たに出たテクニック(1)は、数あるプチ断食のなかでも簡単で良い感じでした。
これはサリー大学の実験で、11人の男女を2つのグループに分けております。
- いつもと同じように食べる
- いつもより朝食を90分だけ遅くし、いつもより夕食を90分だけ早くする
ってことでこの研究チームは、「食事のタイミングを90分ズラすだけでもメリットがあるのでは?」と考えたわけですね。いやー、こりゃ簡単でいいですな。
実験期間は10週間で、「何を食べてはいけない」や「1日のカロリーはいくらまで」といった指示はなし。ただ全員に食事日記だけをつけてもらい、同時に血液サンプルも採取しております。
そこでどんな違いが出たのかと言いますと、
- 食事を90分ズラしたグループは、普通に食べたグループにくらべて2倍も体脂肪が落ちていた!
って感じだったそうな。たんに食事の時間を変えただけなのに、こりゃなかなかの変化ですなぁ。
なんでこういった変化が出たのかと言いますと、食事の時間を変えたグループは、シンプルに摂取カロリーが減ったからです。当たり前ですね。
その違いは、ざっくりこんなグラフになっております。実線が普通のダイエットで、点線が90分ダイエットのグループ。結構な差が出てますなぁ。
参加者の質問紙を見てると、全体の57%が「食事量がいつもより減った」と答えてまして、どうやら時間をズラしたせいで食欲が暴走することはないどころか、最終的にはカロリーの削減に役立つみたい。
研究者いわく、
もちろんこの実験は小規模なものだが、食事のタイミングがヒトの体に与える影響について、価値ある知識をもたらしてくれる。
もっとも、この実験では、数名の被験者は家族や社会的なコミュニケーションのせいで、プチ断食を続けるのが難しいとも感じていた。そのため、実生活に応用するには、もう少し確認が必要だろう。
とのこと。おそらく90分ダイエットには効果があるんだけど、家族がある人や、職場の食事時間が決まってる人には難しいかもねぇ……ってことですな。確かに、ここらへんの問題は個別に対処してもらうしかなさげ。
いずれにせよ、いつもの食事を90分ずつズラせばいいだけなんで、とりあえず2〜3ヶ月試してもいいんじゃないかと思う次第です。