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キノコが良い腸内細菌を増やす役に立ってくれるかもよ!というマウス実験の話

Mushrooms

 

腸内細菌にエサをやろうぜ!」と「最高の体調」では強調してるんですけど、新たに「キノコがかなり優秀なんじゃない?」ってデータ(1)が出ておりました。

 

 

これはペンシルバニア州立大学の実験で、マウスたちにマッシュルームを食べさせたらどうなるか?を調べた動物実験になっております。その点で信頼性はイマイチですが、腸内細菌の研究については、意外とマウス実験の結果って人間にも当てはまるケースが多いんで、ちょっと参考にはなりましょう。

 

 

でもって、マッシュルームをあたえられたマウスがどうなったかと言いますと、

 

  • 腸内にプレボテラ属の菌が増えた
  • さらにプロピオン酸の量も激増した

 

だったそうな。プロピオン酸ってのは短鎖脂肪酸の一種で、すごーくざっくり言うと腸と脳をつなぐシステムに働きかける作用を持っております。

 

 

プロピオン酸については、過去にも当ブログで紹介してまして、

 

 

なんてデータがあったりします。食物繊維はお腹をふくらませて食欲を抑えてくれるのはもちろん、脳にも影響をあたえて食事量を調整してくれるわけなんですな。

 

 

研究者いわく、

 

 

腸内細菌から生まれるプロピオン酸は腸糖新生(IGN) とかかわりがあり、腸脳軸に重要な役割を持つ遺伝子の発現を増やす。そのおかげで満足感が高まる。

 

 

 

とのこと。つまり、今回のマウス実験では何が起きたのかと言いますと、まずマッシュルームの食物繊維を腸内細菌が分解し、そこでプロピオン酸が大量に発生したわけですな。したがって、マッシュルームってのは腸内細菌のご飯としてかなり優秀なのではないか、と考えられるわけです。

 

今回のデータをヒトに当てはめれば、1日1サービングのマッシュルームを消費するのに等しい。それだけで食事の質が上がり、代謝の以前にかかわる腸内細菌を改善する。その結果、糖尿病の発症も予防できる。

 

ここでいう1サービングってのは、1日85g分のマッシュルームってことです。

 

 

もちろん、これがどこまでヒトに適用できるかは不明ながら、食物繊維やプロピオン酸のメリットについてはかなりいい感じで実証されてますんで、キノコを取り入れてみるのはありではないかと。そういえば、「朝食にキノコを食べるとダイエットに効くかも?」って話もありましたしねー。

 


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