理想的な日焼け止めについて考えてみる
そろそろ陽射しも強くなってきたので、ちゃんと日焼けをブロックしてくれて肌にもいい理想の日焼け止めについて考えてみたところ、非常にシンプルな結論になってしまいました。
これだけです。具体的に申しますと、まずSPFは日焼けのスピードを引き伸ばす効果をあらわす数字。例えば、通常は10分で日焼けする人がSPF15の日焼け止めを塗ると、15倍の約150分まで日焼けをふせぐことができるわけですね。
が、WebMDによれば、日焼け止めは紫外線で劣化するので2時間ごとに塗り直ししなきゃいけないんだとか。つまり、よほど肌が焼けやすい人じゃなければ、SPFは15〜30ぐらいで十分って結論になっちゃうんですな。逆に、SPFが100もあると成分が濃すぎて肌の負担が増えるだけ。
次に、成分について。いまの日焼け止めは、合成化合剤か酸化亜鉛が使われることが多いんですが、調べてみるとどちらも危険性を立証した論文はないので、安全性には問題なさげ。まぁ合成化合剤はケミカルなんで、わたしのようにアレルギー体質な人は、酸化亜鉛が入った商品を使ったほうがいいかも。
一部には、酸化亜鉛は活性酸素を生み出すので肌に悪い!って論文もあるようですが、酸化亜鉛が生み出す活性酸素はごく少量なので気にしなくていいレベル。この研究では、被験者を酸化亜鉛の風呂に入れたうえで、12時間にわたって日光を浴びせるという豪快すぎる実験が行われていまして、一般人にはまず関係ない話といってよいかと思います。
ちなみに、ざっと見た限りでは、メンタームの子ども用日焼け止めが値段も安くてよさそう。
また、さらに不純物ゼロの日焼け止めを求める人は、Amazonで酸化亜鉛を買ってワセリンとかに塗りこんでもいいかもしれません。さすがに、わたしはそこまでしませんが(笑)。
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