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悪い習慣を治したければ、「忘れろ!」と自分に命令すればいい


悪い習慣を治すには『忘れろ!』と自分に命令しよう!」って論文がおもしろいのでメモ。


「つい甘いものを食べちゃう」とか「ついネットサーフィンしちゃう」とか、ぜひ治したい悪習はいろいろありますが、この論文によれば、これまで心理学で「効果がある!」とされてきた対処法は以下の2つなんだそうで。


  • すぐに行動を変える:仕事中にダラダラとネットをやっていることに気づいたら、その場ですぐに仕事にもどることをくり返し、少しずつ悪い習慣を変えていく方法。
  • 前もって代替案を決めておく:「甘いものを食べたくなったら、ケーキの代わりにフルーツを食べる!」と事前に決めておく方法。以前に「悪い習慣が確実に治る「if-thenプランニング」超入門」で紹介した「if-thenプランニング」と同じテクニックですね。


で、今回の論文であきらかになったのが3つ目のテクニック。その方法は非常に簡単で、もしダイエット中なのにケーキを食べてしまったときは、「ケーキを食べたくなったことを忘れろ!」と自分に命令するというもの。


なんともシンプルですけども、これまでは「悪い習慣はすぐに治すか前もって対処するしかない」と言われてきたんで、あとからでも修正が効くことがわかったのは、なかなか希望が持てる話ではないかと思います。


まぁ、この実験はまだサンプル数が少ないので、ガッツリと悪習を治したいときは、やはり効果が確立されている「if-thenプランニング」を試してみるほうがオススメですけども。


photo credit: Ardinnnn :) via photopin cc
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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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