タンパク質の酸化を抑えるためのスパイス活用入門
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こないだ「タンパク質の酸化問題」について書きまして、最後には「良い鶏肉を真空低温調理で食べるのが最強!」って結論に落ち着いたわけですが、大事なことを忘れておりました。
タンパク質の酸化を防ぐ方法としては、もうひとつスパイスとかハーブ系もかなり優秀なんですよ。
スパイスでタンパク質の酸化は半分に減らせる
この件で有名なのは2010年の実験(1)で、バーガーのパテにいろんなスパイスを振ったうえで冷蔵庫に保存。そのうえで、どれだけ酸化が防げるかを確かめたんですね。
すると、12日後の結果がどうだったかというと、
- スパイスを使わないパテにくらべて、スパイスを振ったパテの酸化は50%以下だった
みたいな感じ。軽くスパイスを振って保存しておくだけで、酸化を半分にまで減らせるわけですな。
特に、スパイスを使わない肉は、8日目ぐらいから急激に酸化が進んだんですけど、スパイスを使った場合は12日目にもほぼ同じレベルを保ってたそうな。保存期間が長くなればなるるほど、スパイスのご利益は大きくなっていくみたいですね。
タンパク質酸化に効く9つのスパイス
ちなみに、この実験ではケルセチンやローズヒップを使ってるんですけど、2008年の研究(2)だと、他にもいろいろと効果の高いスパイスが特定されております。 具体的には、以下が代表的なところ。
まとめ
というわけで、プロテイン酸化に効果が高いスパイスでした。シンプリーオーガニック社の商品が多いですが、これは単に私が愛用しているブランドだからなので、もちろん他のメーカーでも構いません。このなかだと、やっぱガーリックやジンジャーが使いやすいでしょうね。
つまり、最強のプロテイン酸化対策とは、
- 肉にガーリックパウダーなどをもみこむ
- スパイスを振った肉を真空パックに
- 低温調理で肉に火を通す
って感じになりましょうか。さっそくやってみるべー。