お肌と脳の劣化をもたらす「ホモシステイン」対策に効く最強の食材とは?
年を取るとホモシステインが必須に
こないだ「脳を劣化させないためにもホモシステインを減らそう!」って話を書きました。
ざっくりおさらいすると、
- ホモシステインは、体がタンパク質を使った後の残りカスである
- 血中のホモシステインが高くなるほど見た目と脳は衰える
- ホモシステインを増やさないためにはビタミンB群が超大事
みたいな感じです。特に、私ぐらいの年齢になるとどうしてもホモシステインは増えていくんで、気をつけたいところです。
ホモシステイン増加の7割はビタミンB不足
もちろん、ホモシステインが増える理由はビタミンB不足だけじゃなくて、タバコや酒、運動不足なんかでも同じ現象は起こりがちではあります。
ただし2008年にタフツ大学から出たレビュー論文(1)とかだと、「ホモシステインが増える原因の7割ぐらいはビタミンB不足ですよー」って話なんで、とりあえずはビタミンBに注意しとくのが第一かと思われます。
ホモシステイン対策に必須の3ビタミン
もっとも、ビタミンBにもいろんな種類がありますけど、特に大事なのが以下の3つであります。
- 葉酸塩:DNAの生成に欠かせない水溶性ビタミン。サプリを買おうとすると、葉酸(Folic acid)と葉酸塩(Folate)の2種類があって迷っちゃうんですけど、これは葉酸塩を選ぶのが正解。なかでも体内の利用効率がいいメチル葉酸塩を選ぶのがコツです。
- ビタミンB12:神経系の発達に欠かせないビタミン。足りないとホモシステインが増えるのはもちろん貧血ぎみになりがち。植物にはほとんど入ってないので、肉嫌いはサプリで補う必要アリ。
- ビタミンB6:神経伝達物質の合成に必須のビタミン。わりと日本人は不足しがちなビタミンなので、意識して増やしていったほうがよさげ。
パレオダイエットの食事法を7割ぐらい守っていれば、これらのビタミンが激しく不足することはないはず。ただし、かつての私のようにストレスフルな暮らしをしていると、一気に1日の必要量に足りなくなるケースも多いのでご注意ください。
ホモシステインを防ぐ最強の食材とは?
さて、これらのビタミンを増やすにはサプリでもいいですが、やはりパレオダイエッターとしては食事で補いたいところ。実は、ホモシステイン対策に使える食材については、すでに不動の1位が決まっているんですよ。
それが、こちらです。
レバーってのは激しく優秀でして、まさに栄養の宝石箱。これさえ食べておけば、葉酸塩、B6、B12のすべてが補充できる素晴らしい食品なのです。週2〜3ぐらいでレパートリーに取り入れておくといいかも。
そんなわけで、「レバーを食べよう!」の一行で済む話を長々と書いてみましたが、いかがだったでしょうか(笑)。といっても、なかにはレバーやお肉が嫌いという方もいるでしょうから、その場合はサプリを使うしかないかも。
具体的には、ジャロウフォーミュラ社のB-ライトなどをオススメしておきます。ちゃんと体内での利用効率がいい葉酸塩とビタミンB12を使ってますんで。