すべての不調の原因「リーキーガット」に欠かせない6つの栄養素
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腸の壁に穴が開く問題に勝つための栄養とは?
当ブログでは、よく「リーキーガット」の問題を取り上げてるわけです。リーキーガットってのは、簡単に言えば「腸の壁に穴が開いた状態」のこと。ご存じのとおり、人間の腸ってのは外敵から身を守る最大の免疫器官なんで、ここに穴が開いたら外部から毒素が体内に入り放題。その結果として、アレルギーやら慢性疲労やら、いろんな問題が起きるわけであります。
リーキーガットが起きる原因はいろいろありまして、ひとつに特定するのなかなか難しいところ。しかし、幸いにも「いくつかの栄養素が足りないと腸に穴が開くんじゃないの?」ってのはわかってるんで、ここではその辺をまとめておこうかと。
リーキーガットに効く6つの栄養
とりあえず、以下の栄養が足りてない場合はリーキーガットになりやすいんで、心当たりがある方はご注意ください。サプリを使うのもいいですが、「服用危険」にも書いたようにオーバードーズの問題もつきまとうんで、とりあえず食品から補うことを優先していただければと。1.亜鉛
亜鉛が不足すると、腸のバリアが壊れやすくなるのは有名な話(1)。どうやら亜鉛ってのは、腸のバリアを乱す物質の働きを妨げる働きがあるらしいんですな。ってことで、亜鉛不足の可能性がある方は、ぜひ牡蠣を取り入れていただければと。その他にも、レバー、赤肉、鶏肉なんかにも豊富なんで、増やしてもらうといいかも。
2.ケルセチン
ケルセチンはフラボノイドの一種で、腸のバリアを強固にする働きがあることがわかっております(2)。昔から「アレルギーに良い」と言われてきたんですけど、それは腸に効いてるからなのかもしんないわけですね。さらに、ケルセチンには、TNA-αのような腸のバリアを乱す物質から身を守ってくれる働きもありまして、アレルギー持ちなどは積極的に取って起きたい栄養素のひとつ。タマネギ、りんご、かんきつ系のフルーツ、トマト、緑茶、ブロッコリーなんかに豊富なんで、摂取は難しくないはず。
3.酪酸
酪酸は短鎖脂肪酸の一種で、腸内細菌が食物繊維を分解してできる成分。こちらも腸内バリアの保護機能については定評がありまして(3)、私も一時期はレジスタントスターチを使って、意識的に酪酸の量を増やそうとしておりました。酪酸にはバターなんかにも入ってますが、腸内細菌に作ってもらうのがベスト。ってことで、根菜や緑黄色野菜をガッツリ増やせば良いかと思われます。効率よく行きたい場合はグリーンバナナなんかがおすすめ。
4.クルクミン
こちらも当ブログではおなじみですね。カレーのスパイスに多くふくまれる成分で、こちらもアレルギーへの効果が高いと昔から考えられております。ただ、クルクミンについては単にターメリックから取るのは難しいんで、これだけはサプリで補充するか、自分で「スーパーウコンの力」を作ってみるかのいずれかになるかと思います。5.インドール
インドールといえば、一般的にはオナラの臭いの元として有名なんですけど、実は炎症を促進する物質を減らす効果もあったりします(4)。と同時に、腸を保護するムチンを増やす遺伝子にも影響を与えまして、リーキーガットに良い影響をもたらすみたいなんですな。インドールを増やすには、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなんかを食べるのがベスト。要するに、アブラナ科の野菜がいいわけっすね。
6.Lグルタミン
グルタミンはアミノ酸の一種で、ここで取り上げた成分のなかでは、もっともリーキーガットへの効果が確認されてるもののひとつ(5)。グルタミンが足りないと、一発でリーキーガットになっちゃうことがわかってるんですな。ちなみに、アレルギーなんかで免疫系が刺激されると、体内のグルタミン消費量が上がっちゃうのも大きな問題のひとつ。アレルギーでグルタミン不足が起こり、そのせいで腸に穴が開き、さらにアレルギーが悪化していく悪循環に入っちゃうかもしんないわけですな。
グルタミンは肉と魚に豊富なんですが、熱に弱いのが困り者。なので、キャベツを生で食べるか、魚を刺身で取るか、カッテージチーズなんかから摂取するのもアリでしょうね。