バーピーってわりと最強エクササイズのひとつだよなー、みたいな話
こないだHIIT-WBっていうナイスなトレーニング法を見つけまして、近ごろ試しておりました。
ざっくりおさらいすると、HIIT-WBは自重トレーニングの一種で、スクワットやジャンプを全力でやったあとで少しだけ休むサイクルをくり返すテクニックです。これで「疲れにくい体」と「筋力」がまとめて手に入るという、なかなか美味しい手法なんですな。
でもって、これを数週間ほど試して思ったのが、「バーピーだけでいいんじゃない?」ってことですね。バーピーは1930年に開発されたエクササイズ法で、以下の動画みたいなやつです。
短時間で全身を追い込める方法として有名でして、米軍でも入隊希望者の運動能力を確かめるために使われてたり。とにかく定評が高いテクニックなんですな。
事実、近年でも「バーピー最強じゃない?」って報告は増えてまして、ジョージア大学の実験(1)では、こんなデザインで効果をくらべております。
- 11人の男女に「バーピーでHIITをする」「サイクルマシンでHIITをする」
- 身体能力がどう変わったかを調べる
ここで使ったHIITは「30秒の全力運動 → 4分の休憩」をワンセットとして、これを4回くり返すタイプです。でもってどんな結果だったかと言うと、
- どちらのグループも最大酸素摂取量が同じぐらい発達してた(つまり、疲れにくい体になった)
- が、バーピーグループは、筋力も大きく発達してた(サイクルグループはさほどでもない)
って感じだったんですな。バーピーだけで心肺機能と筋力がかなり鍛えられるんだ、と。サンプル数が少ないデータですが、これは非常にいいですねー。
まぁこれは当然の話で、バーピーってひとつの動きで、脚、体幹、二の腕などにまとめて刺激を与えられるんですよね。そのうえジャンプで心肺機能も鍛えられるんで、まことに効率が良いエクササイズなわけです。しかも、場所を取らないので旅行先でも簡単にできるという。
ってことで、あらためて「バーピーって最強エクササイズのひとつだよなー」とか思った次第です。ちなみに米軍の基準だと、バーピーを使ったフィットネステストの判断ほうはこんな感じ。
- 1分以内に41回以上のバーピーができた場合=最高のフィットネスレベル!
- 1分以内に27回以下のバーピーしかできなかった場合=もっとがんばろう!
とりあえず、この基準で自分の身体機能をつかんでみるのもよさそうですなー。