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マインドマップの効果って科学的に証明されてるの?問題

Mindmap2

 

マインドマップに関するご質問をいただきました。

 

マインドマップに興味があり、トニー・ ブザンの本を購入しました。


「脳の機能を有効に使ったノートにすれば、 思考力や記憶力は高まる」と言う主張にはとても説得力を感じたのですが、同時に「 本当に効果があるのだろうか?」と疑問も覚えました。


そこで調べてみたのですが、ネット上では「 こういう効果があります」 と言う効果や実感についての解説ばかりで、実験・ 研究のデータに基づいた説明があまり見受けられませんでした。

マインドマップは、

・思考力
・記憶力
・発想力

の3つ全てに効果があると言われていますが、 実際に各項目でそれぞれどの程度能力が高まるのかを確かめた実験 はあるのでしょうか?

 

とのこと。確かに、マインドマップ本って実験データの話は何も触れてませんからねぇ。このような疑問が出てくるのも当然と言えましょう。

 

マインドマップってのは「自分の頭の中」を目に見えるするための思考ツールで、中央にメインのキーワードを置いて、そこから放射状に別のアイデアやイメージを拡散させていく感じ。

 

Mindmap

さらにくわしい手法については、死ぬほど関連書籍(https://amzn.to/2Lppa7D)が出てますんで、こちらをご参照ください。

 

 

では、「マインドマップには科学的な正当性があるのか?」って問題ですが、結論から言えば「あります」。

 

 

たとえば、もっとも精度が高いものでは2006年にサイモンフレーザー大学が 行なったメタ分析(1)が有名なところ。過去の実験から質が高い55件を抜 き出して5,818人分のデータを精査した内容で、かなり信頼性は高めだったりします。

 

 

で、この研究が調べてくれたのは、「マインドマップって勉強に使えるの?」って問題についてです。マインドマップで記憶力や理解力が上がるのか?ってところを調べてくれたわけっすね。

 

 

その結論をざっくり箇条書きにすると、

 

  •  マインドマップを作りながらテキストを読んだ 場合、何もしない場合に比べて「中から大程度」 ほど記憶に残りやすくなる(g=.65 vs .29)

  •  マインドマップは、本の内容のアウトライン化、テキストの再読、レクチャーへの参加、クラスディスカッションなどよりも効果がある

 

といったところです。つまり、読書や勉強の内容をマインドマップに起こしていくと、普通の学習よりも理解力が上がり、記憶の定着も良くなるんだ、と。これはかなーりいい結果じゃないでしょうか。

 

 

ただし、この研究の注意点としては、

 

  • マインドマップの効果にはやたらと個人差が大きい(改善が見られない人も結構いる)
  • もともと学習の能力レベルが高い学生には、あんま意味がないケースも確認されてる

 

って報告もあるのでご注意ください。マインドマップって認知のサポートツールなので、もとから認知機能が高い人にはそこまで意味がないっぽいんですな。

 

 

あと、ご質問には「マインドマップと創造性」のご質問もありましたが、ここらへんは現段階では謎です。なにせちゃんとしたデータがないもので。

 

 

過去の創造性実験なんかをみてると、記憶力や理解力の向上は創造性と結びついてるケースが多いんで、おそらくマインドマップで良いアイデアが浮かびやすくなるかもなーとは思いますが、いまの段階ではそれぐらいっすね。

 

 

そんなわけで、読書の定着や勉強のサポート用に使うぶんには、マインドマップは十分に使えるツールだろうと思います。ちなみに、わたしもマインドマップは愛用していて、iThoughtってアプリで原稿の概念ツリーなんかを作ってたり。おかげで、章立てがうまく行かなくて「うわーっ!」と叫びたくなるケースが減ったのは良かったですね(笑)


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