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低身長または肥満体なほど年収は下がっちゃうんじゃないか説と、その対策について考えてみる話


  

イケメンと美女は何かと有利!みたいな話は昔からあって、くわしくは「美女とイケメンとブサイクのための経済学」などにまとめてますが、

 

  • 顔がいいと収入が高い

  • 顔がいいと健康だったりもする

  • 顔がいいと人生の満足度も高かったりする

 

みたいな報告がやたらと多いんですよね。俗に「ビューティ・プレミアム」と呼ばれる現象で、その原因についてはまだ諸説あるものの、見た目が良い人の優位さはいろんな文化圏で確認されてたりします。

 

で、アイオワ大学などの研究(R)もビューティプレミアムに関する話で、

 

  • 身長と体重は収入に関係があるのか!

 

ってところを調べてます。一般に身長が高くて適度に痩せてるほど思われる傾向がありますが、このようなビューティプレミアムは収入に反映するのか?ってポイントですな。

 

 

研究チームいわく、

 

労働市場と身体的な魅力のプレミアムに関するこれまでの研究では、主観的な意見に基づいて外見を定義することが多かった。

 

とのことで、過去にも類似の研究はあったものの、たいていは「この人はイケメンだと思う!」みたいな第三者の主観的な評価をベースに判断してたんで、身長とか体重を使った方がもうちょい客観的な判断ができるのではないか、と考えたわけですね。

 

そこでチームは、北米で暮らす2,383人の3次元の全身スキャンを含むデータを使用。みんなの身体的な特徴を特定したところで、これをみんなの収入と比べてみたら、以下のような結果だったらしい。

 

分析の結果、身長・肥満度(BMI)と収入には統計的に有意な関係があり、その差は男女で異なっていた。男性の身長は世帯収入にプラスの影響を与えるのに対し、女性の肥満は世帯収入にマイナスの影響を与える傾向があるようだ。

 

いままでも言われてきたことではありますが、やはり身長が高い人ほど収入が高く、BMIが大きい人ほど収入が低い傾向があったみたいですね。

 

 

具体的な数値もメモしておきますと、

 

  • 世帯収入の中央値(7万ドル)に位置する男性の場合、身長が1cm増えるごとに世帯収入が約998ドル増加すると推定される


  • 世帯収入の中央値(7万ドル)に位置する女性の場合、肥満度(BMIで換算)が1単位減るごとに、収入が約934ドルの増加すると推定される

 

だったそうで、たった1センチで結構な差が出るもんすね。もちろん今回のデータは北米の人しか扱ってないし、個人の収入じゃなくて世帯収入しかふくまれていないんで、

 

  • 日本でもビューティプレミアムはあると言われるが、同じレベルで収入に影響するかは謎

  • 外見が世帯収入に影響を与える経路を絞り込むのが難しい

 

といったあたりはご注意ください。特に女性については、「痩せてるから収入が上がる」のではなくて「収入があるから痩せた体型をキープできる(野菜を食べたり運動したりできるんで)」ってメカニズムもあるような気がしますしね。

 

 


ちなみに、バッファロー大学経営学部が行ったビューティ・プレミアム(R)の研究は、「イケメンと美人が有利な理由」についてまた違った観点を提供してまして、

 

  1. 参加者に模擬の就職活動を行わせて、300のエレベーターピッチをシミュレート

  2. その後、マネージャーたちに、「どの人を好ましいと思ったか?」を尋ねる

 

って感じのテストをしたところ、「イケメンと美人が有利なのは、魅力的な人ほどより自身に満ちた態度を取り、堂々とした振る舞いをするからだ!」と報告してたりもします。要するに、ビューティ・プレミアムが発生するのは、シンプルに顔がいいからではなく、「誰にでも臆せず自信満々で振る舞える態度」のが年収アップに効いてるのではないか?ってことですね。

 

 

そう考えると、私のようなチビ太郎でも、とりあえず落ち着いて堂々とした行動を心がければビューティプレミアムに近い効果は得られるのかも……?ってことで、ちょっと希望の光が見える感じではありますね(笑


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