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Amazon.comのジェフ・ベゾスが役員と従業員に必ず読ませる12冊


Amazon.comの伝記本「ジェフ・ベゾス 果てなき野望」を読んでたら、巻末に「ジェフ・ベゾスが役員と従業員に読ませる12冊の本」っていうナイスなリストがついていたのでメモ。



 

 

「日の名残り」カズオ イシグロ

カズオ・イシグロのブッカー賞受賞作。ジェフ・ベゾスのイチオシ小説だそうな。映画版しか見てないなー。

「私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ」サム・ウォルトン

ウォルマート創業者の自伝。「たくさんチャレンジして、たくさん失敗しろ!」って教えがAmazonの経営理念に活かされているらしい。

「会長からのメモ―機知とユーモアの経営」アラン・C. グリーンバーグ

ベア・スターンズ元CEOが従業員にわたしていたメモをまとめた、謙虚さと倹約の美徳を説く一冊。これはまったく知らなかった。

「人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない」フレデリック・P. ブルックス

1975年に刊行されたソフトウェアプロジェクト管理の古典。ベゾスが提唱した組織論「ピザ2枚のチーム」のベースになった本だとか。

「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」ジム・コリンズ, ジェリー・I. ポラス

成功する会社の特徴を述べた経営学の超定番ですな。この本のイデオロギーに従わない従業員はクビにされるそうだ。すげー。

「ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則」ジム・コリンズ

「ビジョナリー・カンパニー」の続編。ちなみに「ビジョナリー・カンパニー」シリーズといえば「なぜビジネス書は間違うのか」でがっつり批判されてましたけど、その辺についてのベゾスさんの意見を聞いてみたい。

「Creation: Life and How to Make It」Steve Grand

伝説的なプログラマーによる人工生命の解説書。Amazonのサービス構築に影響を与えた一冊。スティーブ・グランドの邦訳書としては「アンドロイドの脳」なんて本も。


「イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」クレイトン・クリステンセン

Amazonの行動原理になっている一冊で、Kindle開発のもとになったそうだ。恥ずかしながら未読であります。

「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」エリヤフ・ゴールドラット

TOC(制約条件の理論)を解説する、言わずとしれたベストセラー。Amazon上席副社長のジェフリー・ウィルクの「聖書」だとか。

「リーン・シンキング」ジェームズ・P・ウォーマック,ダニエル・T・ジョーンズ

トヨタの生産方式を世に知らしめた古典。

「Data-Driven Marketing: The 15 Metrics Everyone in Marketing Should Know」Mark Jeffery

顧客満足度をデータで判断する方法を説く一冊。面白そう!

「ブラック・スワン」ナシーム・ニコラス・タレブ

人間はカオスの中にパターンを見出す性向があり、それが破壊的な失敗につながるよ!という本。これは確かに面白かったなー。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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