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ハーバード流 幸福になるための現実マネージメント法 | ショーン・エイカー「Before Happiness」


ショーン・エイカー「成功が約束される選択の法則」を読了。

 

 

 

安っぽい自己啓発書みたいなタイトルですが、原題は「Before Happiness」でして、それなりのリサーチにもとづいたポジティブ心理学の一冊。「成功すれば幸福に慣れるんじゃない!幸福な者が成功するのだ!」との説を提唱した前作「幸福優位7つの法則」に続いて、本書では「じゃあ、どうすれば幸福になれるの?」がテーマになっております。

 



 

本書の問題意識は、「天才的にポジティブな人の秘密はどこにあるの?」というもの。食うや食わずの生活でも幸せそうなタンザニアの住民たちにくらべ、ちょっとボーナスが下がっただけで不幸のどん底に落ちちゃうイギリスの銀行マンの違いはどこにあるんだ、と。




その謎を解くべく、著者が51の国で調査を行って出した結論は、「ポジティブの天才たちは、人と違う現実を生きている」というもの。幸福になりたければ、まずは世界の見方を変えよう!というわけで、仏教の教えに近い感じですね。

 


といっても、ここでいうポジティブはちょっと広い概念を指してるみたい。「水が半分入ったグラスを見て『あと半分しかない』と思うより『まだ半分もある』と思うのが大事」って例えがありますけど、本書が重要視するのは「グラスの横にピッチャーを置けばいいや」と考えられるかなんだそうな。

 

 

じゃあ、現実をマネージメントするためにはどうすればいいの?ってことで、エイカーさんがオススメするのが、以下の5つのスキルであります。




1・最も価値ある現実を選択する

  • まず、現実にはさまざまな見方が存在することを肝に銘じる。これは、シンプルに「現実のいろんな面に気を配るぞ」と自分に言い聞かせるだけでも効果がある。
  • さまざまな現実の中から、よりポジティブでより事実に即したものを選ぶ
  • その際には、ポジティブな感情の量がネガティブの3倍以上になるように注意する。

 


2・メンタルマップを作る

  • 最も価値ある現実に向かうための、最短ルートを考える。
  • ネガティブな人は、脳が逃走/闘争モードに入ってしまい、さまざまな選択肢が見えなくなってしまう。そんなときは、すぐに自分が選んだルートを達成するための綿密な計画をいくつか立ててみる。
  • その際、一番最初に立てた計画に集中するのがポイント。最初のほうが記憶に残りやすいので、計画をやり遂げやすくなる。

 


3・一番力が出るスポット(Xスポット)を見つける

  • マラソン選手がゴール直前でトップスピードを出すように、自分にとってゴールに向かうスピードが早くなるポイントを見つける。
  • 人間のモチベーションは、「ゴールに向かっている」「ゴールは達成できる」と信じたときに最も高くなる。
  • 人間には、ポイントカードが貯まるほど、その店に行きたくなる心理がある。自分が選んだゴールに近づいている感覚を得られるように、進歩を記録しておくこと。

 


4・ノイズを消去する

  • 選んだ現実から気をそらすようなノイズを、最低でも5%減らすだけでも大きな効果が出る。
  • 難しい作業は脳の栄養を枯渇させ、どんどん意思力を奪っていくので、重要なタスクは考える前に手をつけてしまうのが大事。
  • やる気が出ない場合は、20秒以内に、そのタスクに取りかかれる環境を作っておく(例:ギターが上手くなりたければ、20秒で手に取れる場所にギターを置いておく)。

 


5・ポジティブな視点の「植えつけ」

  • 自分が選んだ現実を他人に伝えることで、ポジティブな視点をさらに育てていく。
  • 人間は、面白い人に引きつけられる傾向がある。これは、ユーモアのある人ほど、現実に対してさまざまな視点を持っている傾向が高いから。
  • ポジティブな視点が育つと、自然とネガティブな中にも楽しい側面を見つけることができるようになる。その結果、さらに手助けをしてくれる人が増えていく。


ざっくりしたまとめですが、基本的にはこんな感じ。個人的には、「この本のデータだけだと本当に幸福が成功を呼ぶのかはわからんなぁ」とも思っちゃうわけですが、おもしろい説だとは思います。気になる方は前作の「幸福優位7つの法則」もふくめて読んでみてはどうかと。

 


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。