イヤイヤ運動をすると逆に太るぞ!という研究
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/06/blog-post_3677.html
心理学系のダイエット本の名作「そのひとクチがブタのもと」のブライアン・ワンシンク教授が、今度は「運動は楽しまないと太るぞ!」って面白い研究を発表してたのでメモ。
これは、運動のモチベーションによって、ダイエット効果に差が出るのかどうかを調べた実験で、56人の女性を半分にわけ、以下の2パターンでウォーキングをしてもらったんですな。
- 「好きな音楽を聞きながら、楽しんで運動してください」と指示
- 「マジメに運動してるかを、つねに監視しています」と指示
すると、楽しんで運動したグループは、義務でやったグループよりも疲れておらず、その後の食事でも、無意識のうちに食べる量が少なくなっていたんだとか。
その理由について、ワンシンク教授は、
エクササイズを義務とみなすと、脳の報酬系は「見返り」を求めようとする。しかし、エクササイズを楽しんだ場合は、そうならない。
とのこと。イヤイヤ運動をすると、脳が無意識のうちに「頑張ったからごほうび!」と考えちゃうのに対し、エクササイズを楽しんだ場合は運動自体がごほうびになるので、別の見返りを求めないようになる、と。
ちなみに、この現象は、運動だけでなく、仕事やボランティアとかでも起きるらしい。イヤイヤ仕事をしてると、無意識に脳が報酬を求めて食べ過ぎに走っちゃうんだとか。どんなに義務的な作業でも、できるだけ楽しみを見つけたほうが太らないよって話ですね。
photo credit: Alan Cleaver via photopin cc