がんで死んだ人の約半分はタバコが原因とのデータが
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/09/blog-post_10.html
タバコが体に悪いのは間違いないんですが、最近のデータ(1)を見てたら「がん死亡者の半分はタバコが原因!」って結論になっててあらためてビビったりしました。
これはアメリカがん協会の論文で、2011年の国民調査を使ってがんの死亡者を調べたもの。全員の喫煙習慣をチェックしたうえで、アルコール・年齢・教育レベルなどの変数を調整したところ、
- 2011年にがんで死んだ345,962名のうち、167,805名が喫煙によりがんを発症していた
- 男性のがん死亡者のうち51.5%はタバコが原因、女性は44.5%
- もっとも多いのは肺がんで、そのうち約80%はタバコが原因
- 2番めに多いのが喉頭がんで、タバコとの関連は77%
- 3番めが食道がんで、タバコとの関連は50%
- 4番めが膀胱がんで、タバコとの関連は45%
- 5番めが肝臓がんで、タバコとの関連は24%
- 6番めが子宮頸がんで、タバコとの関連は22%
- 7番めが胃がんで、タバコとの関連は20%
- 8番めが腎臓がんで、タバコとの関連は17%
って結果だったそうな。肺がんはもちろん、タバコは11種類ものがんの原因になるみたい。
研究者いわく、
ここ半世紀ほど喫煙率は下がり続けているが、それでもタバコは様々なタイプのがんを引き起こし、多くの人を死にいたらしめている。肺がん死亡者のほぼ全員はタバコが原因だ。そして肺がんは、全体のがん死亡者の大半を占める。
とのこと。もちろんこれは海外の調査なんですけども、日本人の喫煙率はアメリカより高いのが難点であります(日本は19.5%でアメリカは17%)。いちおう、禁煙から10年で肺がんの発症率は半分になるそうなんで、早めの対策をおすすめしときます。