不足すると脳の働きが3倍も悪くなっちゃうビタミンが特定された件
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/06/3.html
脳の能が 3倍のスピードでおとろえる
「ビタミンDが足りないと記憶力が3倍も悪くなるぞ!」っていう面白いデータ(1)が出ておりました。
これはカリフォルニア大学の論文で、400名の男女を5年にわたって追跡調査した観察研究になっております。
参加者の平均年齢は79才で、人種は白人と黒人が半々。調査の始めにみんなの血中ビタミンD濃度を計ったうえで、5年後に脳の働きがどうなってるかを調べたんだそうな。
その結果わかったのが、
- 全体の25%は完全なビタミンD不足
- さらに全体の35%は完全なビタミンDが適正値より下
- ビタミンDが足りない人は、3倍のスピードで記憶力と脳の実行機能がおとろえる
って感じだったそうな。脳の実行機能は、複雑な思考や行動を扱うためのシステムであります。自己コントロールの能力と密接に結びついている機能で、これが衰えると人生の満足度や成功レベルも低くなっちゃう可能性が大。
ビタミンDが脳に与えるインパクトは予想をはるかに超えていた
研究者いわく、
ビタミンD不足が脳機能の低下につながることは予想していた。予想外だったのは、ビタミンDが脳に与えるインパクトの大きさだ。
とのこと。ビタミンDが脳神経の発達に欠かせないのは昔から有名な話だったんですが、どうやらこれまで言われてきたより大事な要素なんじゃないのか、と。
今回のデータに限らず、高齢者ほどビタミンDのサプリを飲むべきだという科学的な証拠がそろいつつある。たとえ効果がなかったとしても、もともとビタミンDのサプリには副作用が非常に少ないのだから、使用をためらうべきではない。
もちろん、これは高齢者のデータなんで、わたしのようなアラフォーでも当てはまるかは不明。しかし、日本人の7割ぐらいはビタミンD不足とも言われてまして、まぁサプリを飲んでおくのも一興かと思う次第です。
サプリの適正な使用量については「『ビタミンD』をぜひとも飲むべき理由」にくわしく書いておきましたんで、あわせて参照してくださいませー。