なんだかんだで「水」こそが最強のダイエットドリンクだ!みたいな話
世のなかいろんなダイエットドリンクが出てますが、結局のところ「水が最強なんじゃない?」ってデータ(1)が出てて、楽しゅうございました。
これはイリノイ大学の研究で、2005〜2012年に18,311名のアメリカ人を対象に行われた健康調査のデータを使ったもの。全員の食事パターンと水を飲む量の関係を調べたところ、
- みんな平均で1日に4.2カップ分(990mlぐらい)の水を飲んでいた
- しかし、そこからさらに追加で水を飲んだ人は、自然に脂肪、塩、砂糖の摂取量が減る傾向があった
って感じだったらしい。1日に1リットル以上の水を飲むと、みんな総カロリーが減っていく傾向があったそうな。ちなみに、ここでいう「水」は純粋に水道水かミネラルウォーターのことで、コーヒーやお茶はふくまないとのこと。
で、具体的にどれだけの差が出たかというと、
- いつもの量にプラスして230〜700mlの水を飲むと、
- 総摂取カロリーは68〜205kcal減る
- 塩分の摂取量は78〜235g減る
- 砂糖の摂取量も5〜18g減る
- コレステロールの摂取量も7〜21g減る
みたいな感じ。摂取カロリーが最大で205kcalも減るってのは、なかなかすばらしい結果じゃないでしょうか。なにせ水を増やしただけで、週に1,400kcal分も自然と余分なカロリーを減らせるかもしんないわけですからね。これは飲むしかないでしょう。
研究者いわく、
水がダイエットにもたらすインパクトは、人種や教育、収入レベルに関係なく誰でも同じだった。
とのこと。水を飲むだけで摂取カロリーが減る理由はハッキリしてませんが、胃がふくらんで満腹感があるのと、脳の興奮がおさまるのが大きいのかもです。
ただしここで注意して欲しいのは、もともと健康的な食事をしている人は、水によるカロリーの減少効果が得られないかもしれないところ。というのも、データによれば参加者は平均で1日に432kcalのケーキやアイスを食べてたそうなんですが、水を飲んだら不健康な食品やドリンクの消費量が重点的に減ったらしいんですな。
つまり、普段からパレオダイエットを徹底してるような人は、追加で水を飲んでも意味がない可能性も大。いっぽうで日常的に加工食品の量が多い場合は、さらにコップ3杯分ぐらいの水を飲めば、かなり効率的にムダなカロリーを減らせるかもしれません。お試しあれー