頭が良くなる魔法の液体、それは「水」
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水を飲むだけで頭が良くなる?
「水で頭が良くなる!」って実験が面白かったんでメモ(1)。
これは114人の男女を対象にした実験で、水分の摂取が脳の機能に与える影響をチェックしたもの。水分が足りないと脳の働きが悪くなっちゃうのは常識でしょうが、この研究が良いのは、とくにのどが渇いてないときに水を飲んだらどうなるか?ってのを調べたとこであります。
最大で注意力が23%もアップ
実験では、参加者を以下の3グループにわけたんですね。
- 25mlの水を飲む
- 300mlの水を飲む
- 水を飲まない
その後、20分ほどの休憩を置いて、全員の注意力と記憶力を計るテストをしたところ、
- 注意力
- 水25ml=12%向上
- 水300ml=23%向上
- 水なし=1%低下
- 記憶力
- 水25ml=2%向上
- 水300ml=6%向上
- 水なし=1%低下
- のどの渇き
- 水25ml=11%上昇
- 水300ml=56%低下
- 水なし=6%上昇
- 気分
- 水25ml=15%改善
- 水300ml=18%改善
- 水なし=5%改善
みたいな結果だったんですね。結構ハッキリと違いが出てますねぇ。
のどが渇いてなくても、水を飲めば脳の機能はあがる
この論文のざっくりした傾向を申しますと、
- 別に脱水状態じゃなくても、水を飲むほど注意力と記憶力が上がる
- のどは乾いたままの状態でも、とりあえず少量の水さえ飲めば脳の機能は上がる
といったとこでしょうか。体内の水分が足りている状態でも水を飲むと頭が良くなるんだ、と。しかも25mlという少量でも効果が出てるのが興味深いですねー。
ちなみに、水でここまで脳の働きが変わる理由は不明。体内の水分が足りている以上は、脳が何らかの錯覚を起こしてるんだとは思いますが。実際、ちょっと前にも「砂糖水で口をゆすぐだけで意志力がアップ!」みたいな話もありましたんで、これに近いメカニズムなのかもですなー。
まとめ
そんなわけで、この実験を現実に活かすならば、
- 試験やプレゼンの20分前には最低300mlの水を飲んで置こう!
ってことになるでしょうね。それだけで注意力が23%も変わってくるんだから、試さない手はないっすな。