瞳孔がデカい人は頭がいい……だと?
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瞳孔の直径と知性に関連が?
「瞳孔がデカいと頭がいい!」って論文(1)がおもしろいです。興味がある人を見ると瞳孔がデカくなるのは有名な話ですが、どうやら瞳孔のサイズと脳の認知機能には関連があるんだ、と。
これはジョージア工科大学の研究で、331人の男女を対象にしたもの。みんなの安静時の瞳孔の直径を計ったうえで、全員の流動性知能とくらべたんですね。
流動性知能ってのは、IQとか暗記力とかそのへんをひっくるめた頭の良さ。問題解決力がある人なんかは、流動性知能が高いと考えられとります。
瞳孔がデカいと頭がいいのかも
で、年齢やら性別やらカフェインの摂取量といった変数を調整したところ、こんな感じの相関になりました。
もちろん「瞳孔がデカいと頭がいい!」とは断言できないものの、「そこそこの関係はあるよねー」と言えそうなレベルにはなっております。 にしても、平常時で瞳孔が5ミリ以上ってかなりデカい気がしますが…。
アドレナリンで脳と瞳がバキバキに
こういった現象が起きる理由としては、
神経科学の研究によれば、瞳孔のサイズと脳内ノルアドレナリン生成システムの活動には密接な関係がある。ノルアドレナリンは、脳内で神経の働きをコントロールしている。この働きが、脳の機能を高める効果を持っているのだ。
とのこと。頭がいい人はノルアドレナリンの働きが良いので、自然と瞳孔も大きくなるんじゃなかろうか、と。よく興奮すると瞳孔がバッキバキになる人がいますが、あの現象がノーマル時にも起きてる感じですかね。
というわけで初対面の人と話すときは、相手の瞳孔に注意してみると、向こうがこちらに抱いている興味のレベルから知性までが何となくわかっていいかもしれませんなー。