私のQOL(暮らしの質)を24時間以内に向上させた6つのこと
ちょっと面白いご質問をいただきました。
いつも楽しく読んでます。スズキさんはブログでいろんな技というかメソッドを紹介していますけど、これは本当に使えたとか役に立ったな、みたいなものってなんですか?
とのこと。気づけばこのブログも2,800ぐらいのエントリがあるんですが、そのなかで本当に役に立ったものはなんのか、と。確かにいろんなテクニックを紹介してますが、実際に今も現役で使ってるものは少ないですからねぇ。
で、ちょっと考えてみましたが、「暮らしが改善したもの」をすべてリストアップすると収拾がつかなくなりそうなんで、ここでは、
- QOL(生活の質)の向上に役立った
- 24時間以内に効果が実感できた
の2つの条件にしぼって、自分にとって真に有用だったものを選んでみようかと。ご参考までに。
24時間以内にQOLが向上する6つのこと
1.食物繊維の増量(1日プラス5〜10gぐらい)
もちろん、長期的な幸福や健康のためにも食物繊維は必須なんですが、飲んだその日からメリットが実感できるのも食物繊維の素晴らしいところ。とにかくすぐに便通がよくなるし、食欲も最適化されるしで、目に見えてQOLが上がります。
私が愛用しているのは「レジスタントスターチ」と「フラクトオリゴ糖」の2つ。ただし、食物繊維の効果は個人差が大きいので、「食物繊維のベストってなに?」などを参考に、体質にあったものをお試しいただければと。
2.ブルーライト対策
これも、実践した日の夜から生活の質がハッキリとあがります。 具体的な対策法はいろいろありますが、とりあえず、
あたりをしとくと、 その日から一気に眠りが深くなるわ、翌日からの集中力が安定するわで、良いことだらけかと思われます。私の場合は、その夜から寝付きのスピードが激変したのが印象深いですねー。
3.30分以上のウォーキング
「パレオダイエットの教科書」でも「まずは歩いて!」と書いたとおり、ウォーキングはエクササイズの王様。長期的にみて健康にいいのはもちろんのこと、歩いけばすぐに幸福感は上がるし、頭も良くなるしで、一番コスパがいいんじゃないかと。
個人的に「QOLが上がったなー」と思ったのは、やっぱりメンタルへの効果ですね。気持ちがヘコんだときや仕事が停滞したときなんかは、意外と歩くだけで何とかなったりしますんで、ぜひお試しください。
4.if-thenプランニング
個人的には、「先延ばし対策」の最高峰。詳細は「悪い習慣が確実に治る「if-thenプランニング」超入門」でどーぞ。すげーシンプルなテクニックなんですが、使い始めた直後から効果が絶大だったのでいまも愛用してます。というか、これを使わないと、私の生産性はおよそ半減するのではないかと。
ちなみに、これの上位互換で「WOOP」って方法もありますけど、ちょっと手順が面倒なんで定着しませんでした。ただしデータでは良い結果が出てるので、使いこなせる人には「WOOP」のほうがいいかも。
5.アカウンタビリティチャート
こちらは、個人的に時間管理テクの最高峰。要するに作業記録みたいなもんなんですけど、なんだか知らんけど作業のモチベーションが上がります。特に新しいプロジェクトに手を付けるときにいい感じですね。
くわしい方法については、「お手軽に生産性が上がると噂のメモ術「アカウンタビリティチャート」」で。私はガントチャートを使って実践しとります。
6.自動思考のキャッチトレーニング
「自動思考」ってのは、何か嫌な目にあったときなどに頭にパッと浮かぶ声やイメージ。上司に怒られたら反射的に「俺はダメ人間だ!」みたいに考えちゃうような、いわば思考のクセみたいなもんですね。
この状態を放っとくとメンタルが沈んでいくいっぽうなんで、自動思考を意識的にキャッチしていくトレーニングが必要になるんですな。最初のころは自動思考が出た瞬間にメモに書いたりしてましたけど、最近は慣れたので、頭のなかでイメージを転がす感じになってます。
というと、効果が出るまで時間がかかりそうなイメージですが、実は即効性もあってビックリします。自動思考を書き出すだけで、かなり心配事が飛ぶんですよね。このトレーニングをしてなければ、おそらく今も不安と鬱の波に飲み込まれてたはず。
さらに具体的なトレーニング法は、「認知行動療法実践ガイド」などを読むといい感じ。メモがめんどうな人は、「マインドフルネス瞑想」なんかでも、そこそこ同じ効果が期待できたりします。
まとめ
そんなわけで、個人的に「使える!」と思ったものを並べてみました。「瞑想は?」とか「筋トレは?」みたいなご意見もありましょうが、「24時間以内のQOL向上」って条件で絞ると、やっぱこの6つになりますかねぇ。
もちろん、これはあくまでサンプル数1の話なんで、いろいろとバイアスがかかってる可能性が大。みなさまは、いろいろ試したうえで、ご自分のベストヒットを見つけていただければと思います。