パレオさんに聞いてみよう#4:緑茶、海外サプリ、プチ断食、慢性炎症…etc
細かなご質問にまとめてお答えしていくシリーズの4回目です。今回も5つほど取り上げてみたいと思います。
緑茶の飲み方とか
こちらの記事を読んで、緑茶を積極的に 摂ることを意識しているのですが、 効果的な(またはデメリットの少ない)飲み方 はどのような飲み方でしょうか?
市販のペットボトルのお茶は簡便でよく飲むのですが、ネットでは害について書いているサイトも多く、気にかかってメッセージさせていただきました。
第一に、ペットボトルのお茶は何の問題もないです。ネットで見かける「ペットボトル茶の害悪論」は化学の基礎がなってないレベルの暴論なので、信じないようにお願いいたします。
で、緑茶のデメリットですけど、よく言われるのは、
- 鉄分の吸収を阻害する(1)
- テストステロン値が下がる…かも
の2つでしょうね。特に鉄分が豊富な食品(ほうれん草とかケールとか)とお茶を一緒に飲むと、カテキンの抗酸化作用も消えがちなんで、注意したいところです。
テストステロンのほうは、まだ「本当に下がるかはわからない」って状態なので、とりあえず一気にガブ飲みしないように心がけておけばいいかなーと思います。1日に1リットル以内なら問題なさそうですが。
海外サプリのメリットとか
ドラッグストアで手軽に手に入るサプリはなぜ飲まないのでしょうか??海外のほうが含有量がよかったりエビデンスが豊富だからでしょうか??
ブログ内で何度も紹介しているとおり、私はiHerbからサプリを輸入しております。これは2つ理由がありまして、
- とにかく成分あたりの単価が安い
- アメリカのほうがサプリの規制が厳しい
ってあたりが大きいです。要は海外製のほうが安くて安全性も高いからですね。ご指摘のとおり、最新のエビデンスを取り入れた商品がすぐに発売されるってメリットもありますが。
プチ断食とサプリのタイミングとか
1日1食とか、リーンゲインズダイエットがありますが、 サプリメントやプロテインドリンクもこの時間のうちの方が良いのでしょうか? 今は朝の時間にサプリとプロテインを摂って、12時から19時くらいの間に食事をしている感じです。
サプリはそこまで影響がないでしょうが、プロテインはプチ断食の効果を打ち消しちゃうかなーと思います。カロリーがない状態を持続して、オートファジーを起動させるのがプチ断食のキモなので。
といっても、プチ断食とプロテインドリンクの関係を直に調べた研究がないので、これはあくまで推測です。プロテインドリンクで体調がいいのであれば、止める理由も特にないかとは思います。
慢性炎症の調べ方とか
慢性炎症が様々な体調不良の原因となりうるので 注意しないといけない、という話があると思いますが、 実際のところ、それほど注意しなければならないほど、 一般的な人の慢性炎症のレベルは高いものなのでしょうか。 また、慢性炎症のレベルをどのように測定しているのかも 気になります。(可能なら私自身も測定したい)
実際、どれだけの現代人が慢性炎症を起こしているのかはわかりません。が、心疾患や糖尿病、自己免疫疾患といった症状が増え続けている現状では、おそらく慢性炎症も一般的になりつつあるのかなーとは思います。
まぁストレスや運動不足、栄養不足などが炎症の原因になるのは間違いないんで (2)、意識的に対策しない限りは、現代人が慢性炎症をまぬがれるのは難しいんじゃないかと。推測ですけどね。
で、慢性炎症の測定ですけど、もっともお手軽なものとしては、
- CRP
- 空腹時インスリン値
あたりは普通の健康診断とかでもやってくれるケースが多いかと思います。さらに細かく調べたいなら、専門のアンチエイジングドックなどで「インターロイキン」や「血漿粘度」「赤血球沈降速度」などをチェックしてみるのもアリですが、お値段は高くなりますねー(7〜10万円ぐらい?)。
ココアの飲み方とか
鈴木さんはココアがお好きということですが、どのように飲まれているのか気になります。 お湯だけで飲むと少し味気ないと思うのですが、 牛乳や豆乳を使うのは男性としては前立腺がんのリスクが気になります。 良い飲み方があれば教えてください。
私はお湯で溶いたココアにステビアを混ぜて飲んでますね。もともと私は、ココアの論文を読むまではまともにココアを飲んだことがなかった人間なので、牛乳を混ぜた場合の味わいを知らないのです。なので、現在の飲み方でも特に味気ないとは思わないんですよね(笑)
ちなみに、シンプルにお湯だけで割っただけのココアもたまに飲みますが、慣れると酸味が美味しく感じられますよ。あえてオススメはしませんが。