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自分の心拍数を把握できる人ほど幸福で金儲けがうまい?

Rachel walker

 体のサインを正確に把握できると幸福になれる 

 「自分の心拍数を正確に推測できる人は幸福でお金も儲かる!」って実験(1,2)がおもしろかったんでメモ。

 

 

どちらもサセックス大学の実験で、まずひとつめは自閉症スペクトラムな20名の方々を対象にしたもの。自閉症スペクトラムな人は一般的に不安の傾向が強いことがわかってまして、そのへんの理由を探ってみたわけですな。

 

 

実験ではさらに20名の男女を比較のために用意しまして、まずは全員に、胸に手を当てずに心拍数を数えてもらう作業をお願いしたらしい。これは「内受容感覚」と呼ばれる機能を計るテストで、要するに自分の体の疲れとか空腹感といった「体のサイン」をどれけ正確に把握できるかを調べたわけです。

 



自分の身体感覚を把握できないと不安に

そこでどんな 結果が出たかと言いますと、

 

  • 自閉症スペクトラムの方々は、「自分は内受容感覚が優れている!」と思いがち
  • しかし、大半は自分の心拍数を正しく当てられなかった
  • 自分の内受容感覚に対する自信と、心拍テストの結果がかけ離れている人ほど不安が増えるっぽい

 

みたいな感じ。つまり、身体感覚の把握力を過大評価している人ほど不安を感じやすい傾向があるんだ、と。自分の身体感覚をちゃんとモニタリングできる人は、メンタルも安定するわけですね。まさに心身一如といいますか。

 

 

身体感覚に鋭敏なトレーダーは金儲けがうまい

で、もうひとつの実験では、18人のトレーダーを対象にしております。サンプル数が少ないのでデータとしてはゆるいんですけど、これまた興味深い結果が出てるんですよ。

 

 

こちらの実験でも、まずは参加者に心拍テストを指示。そのうえで全員の収益とくらべたところ、

 

  • 身体感覚に敏感なトレーダーほど儲けている!
  • トレーダーとしての生存率と身体感覚にも相関があった!

 

って結論だったんですな。おもしろいですねぇ。

 

 

この現象について研究者は、「身体感覚と直感の鋭さには関係があるから」と推測しておられます。

 

金融の世界では、よく直感の重要性が語られる。おそらく、体のかすかなサインを受け取れるトレーダーほど、瞬時に「正しい選択をした」という感覚を得られるのだろう。

 

体のサインに敏感なほど、素早い判断が可能になるんじゃなかろうか、と。武道の達人みたいな話ですが。

 

 

もっとも内受容感覚については、「身体感覚に敏感な人ほど不安が増えちゃう可能性も高い」って報告もかなりあるんで(3)、たんに心拍数に敏感になろう!って話じゃなさそうであります。このあたりは、おそらく体の情報をどれだけ解釈できるのかにかかってるのかも。たとえば、

 

  1. 体が「胃に違和感がある」とか「頭が重い」みたいな情報を送ってきた
  2. この情報だけだと「たんにお腹が空いてるだけ」と「疲れている」の2パターンに解釈できる
  3. この情報から「いま自分はお腹が空いているのだ!」という正しい解釈を選べる
  4. 幸福度アップ!

 

みたいな感じです。身体感覚への敏感さと解釈の2つが必要なわけですな。

 

 

まとめ 

サセックス大の研究者は、いまは「いかに正しい内受容感覚を鍛えるか?」について調べてるそうで、今後の展開に期待。それまでは、できるだけ自分の体に親しむ活動をしとくとよさげです。具体的には、

 

 

といったあたりがいいんじゃないかと。どうぞよしなに。


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。