ハードな有酸素運動で元気がなくなっちゃう?問題
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ランニングで元気がなくなる?
当ブログでは、たびたびランニングのデメリットについて書いております。たとえばランニングには腸内環境を悪化させる可能性があったり、寿命を縮める可能性があったりとか。もちろん何にも運動しないよりはランニングしたほうがマシですが、個人的には生まれつきフィジカルが強い人じゃないと厳しいスポーツだよなーと思っております。ケガの確率も高いですしね。
といったところで、新しく「ハードな有酸素運動で元気がなくなる!」ってデメリットが指摘されておりました。
ランナー1100名の元気度をチェックした
これはノースカロライナ大学の研究で、約1,100人の男性を対象にしたもの。普段からランニングやサイクリング、トライアスロンなどのハードな有酸素運動をしている人だけを選んだそうな。調査では、全員の運動メニューや性生活、健康状態などをチェック。そのうえで、運動の強度と元気レベルの関係をオッズ比で出したんですね。
週のトレーニング量が多いほど元気度は下がる
その結果は、- 週の運動が長くて負荷が高い人ほど元気度は低い!
- とくに元気度が下がりやすいのは、有酸素運動が週に10時間を超えたあたりから
- ランニングの負荷は最大酸素摂取量の70%以上から
みたいな感じ。最大酸素摂取量の70%ってのはかなりツラいですねぇ(心拍数でいうと150ぐらい)。もちろん、普通のランニング好きはここまで走り込まないと思いますが、初心者ランナーの場合は、もっと低いレベルから悪影響が出る可能性も高いとのこと。とにかく、やりすぎるなってこってすな。
過度のランニングでテストステロンが下がったかも
もちろんこれはアンケート研究なんで、本当に運動しすぎで元気が下がったのかはハッキリしません。が、研究者は、- 運動しすぎの疲労
- 体を酷使してテストステロンが下がった
という2つの可能性を有力視しております。過去の研究をみても、筋トレでも有酸素運動でもやりすぎれば男性ホルモンは下がりますんで、そうなんでしょうなぁ。
健康に暮らすなら早歩きでいいんじゃなかろうか
といっても、筋トレと元気度の関係につきましては、もちろん、筋トレ好きもかなりハードなトレーニングを行っている。ただし筋トレはそんなに長く続けられないので、必然的に全体のトレーニングボリュームは下がるため、悪影響は出にくい。
とのこと。トレーニングのボリュームが一番の問題なので、ほかにもHIITなども元気度へのダメージは出なさそうっすね。
とくに近年の研究を見てますと、週90分の早歩き+10分のHIITでも身体機能はかなり上昇することがわかってたりします。「レースに勝つ!」とか「トライアスロンに参加する!」みたいな目標がない限りは、時速4〜6キロのスロージョギングぐらいでいいのではないかと思う次第。