マッチングアプリでモテない人がやってる「プロフィールの書き方」の致命的ミスとは?
マッチングアプリを使っている人なら、「ちゃんとプロフィール書いてるのに、なぜか反応が薄い……」みたいな問題はおなじみのものでしょう。ちゃんとよさげな趣味を書いて、性格もそれっぽいものを並べたはずなのに、それでも「いいね」が伸びないしメッセージも続かない……って状態ですな。
その理由はいくつも考えられるでしょうが、新しい研究(R)は「箇条書きのプロフィールはモテないぞ!」って説を提案していてナイスでした。この研究がどのようなものだったかと言いますと、まず研究チームは、同じ人物のプロフィールを2パターン用意したんだそうな。
パターン1:事実を並べただけのプロフィール
- ギターが趣味
- 南米旅行に行った
- 経済学を勉強中
- ランニングやハイキングが好き
みたいなやつ。
パターン2:ストーリー形式のプロフィール
- 祖父にもらったギターが人生の軸になった
- 南米での出会いが価値観を変えた
- そこから進路を選んだ
- 今も音楽と共に生きている
みたいなやつ。そのうえで、2パターンのプロフィールを独身の男女594人に見せて、相手への共感や恋愛対象としての魅力度を評価してもらったところ、結果は以下のようになったんだそうな。
- ストーリー型のプロフィールを読んだ人は、その人への共感が上がり、さらに「恋愛の対象にしてもいいかも……」と思う確率も上がった!
って感じだったんだそうな。つまり、マチアプのプロフィール作りにおいては、「何を言うか」ではなく「どう語るか」のほうが重要なのかもしれないんだ、と。
逆に、よくある“スペック列挙型のプロフィール”は読み手に刺さらない傾向がありまして、たとえば、
「アウトドア好き。旅行好き。ユーモアあり。犬好き。ポジティブです。」
みたいなプロフィールは、一見するとそつなく自己紹介できているように見えるじゃないですか。しかし、この「情報を並べるスタイル」は実際にはかなり不利でして、それと申しますのも「人は情報ではなく体験で判断する」生き物だからであります。人間の脳には大きく2つの処理モードがありまして、
- 分析的モード(事実やスペックを見るときに起動する脳機能)
- 体験的モード(ストーリーに没入するときに起動する脳機能)
って2つを場面によって切り替えているわけですが、ここで大事なのは「私たちが恋愛をする時は、ほぼ100%“体験的モード”で判断される」って特徴があるところです。実際のところ、この研究によれば、ストーリー型のプロフィールを読んだ人は、
- 共感が高まる
- 感情が動く
- 相手に興味を持つ
という変化が起きることが確認されてるんですよ。要するに、恋愛の入口では「理解されること」より「共感してもらうこと」のほうが効くってことですね。
逆に箇条書き型のプロフィールに接したときに、私たちの脳がどう反応するのかと言いますと、「プロフィールをただの“商品スペック”として処理する」んだそうな。そのせいで、いかに頑張ってプロフィールを埋めたとしても、「へぇ、そうなんだ」で終わっちゃうんですな。
では、なぜストーリー型のほうが強いのか?ってことですけども、だいたい以下のような理由が想定されております。
- 理由1 脳が“没入状態”になる:良いストーリーを聞いている時には、私たちの脳は 自分のことを忘れ、その場にいる感覚になり、相手の人生を追体験する方向に働きがち。この状態に入ると、脳は「相手を“理解する”」から「相手を“感じる”」ってモードに変わり、そのせいで共感度がアップする。
- 理由2 人を“モノ扱いしなくなる”:マッチングアプリを使う時、私たちの脳は他人を「商品」として見るモードに切り替わる。これは、マッチングアプリが、写真での判断を余儀なくされ、数秒でスワイプするよう促され、他の候補とのスペック比較をさせられるシステムになっているからである。しかし、ここにストーリーの要素が入ると、「この人、どんな人生なんだろう?」という気持ちがわき、人間として見られるようになる。
いずれの理由も「相手をただの情報」として見るか、それとも「固有の人生を生きてきた人間」として見るかってとこに関わってまして、要するに「ストーリー」の力で相手の共感力を引き出すのが大事ってことなんでしょうな。
まぁ、そう言われても「自分のプロフィールに物語なんて導入できないよ……」と思う人もいるでしょうが、そんな時は「“情報”を“体験”に変える」ってポイントを押さえておくのがお勧めであります。たとえば、「アウトドア好きです」だとただの情報なので、「週末はだいたい山にいて、毎回“水足りなかった…”って反省してます」みたいな体験を添えるのが吉。「一人の時間も好きです」ならば、「一人で過ごす時間も好きですが、それを誰かと共有できるともっと嬉しいタイプです」みたいにしておくと、「その人と一緒にいる未来」が想像できるようになっていい感じです。ここで大事なのは“具体化”で、たとえば単に「旅行好き」と言うより、「現地の屋台でお腹壊しがちです」とか書いたほうが圧倒的に人間味が出ますんで、こちらも念頭に置いときたいっすね。
ってことで話をまとめると、
- 箇条書きのプロフィールは「自分は商品です!」と言ってるようなもの
- 人はストーリーで共感し、恋愛感情が動くので、できるだけ物語で語る
- コツは「情報 → 体験」に変換すること
みたいになります。結局のところ、人が好きになるのは「条件」や「スペック」じゃなくて「物語」なんで、自分の趣味や年収などよりも、「私がどう生きてきたか?」を書くほうが強いのかもですな。



