「外向的な人ほど幸せ」は本当か?
https://yuchrszk.blogspot.com/2013/12/blog-post_8658.html
昔から内向的な人間よりも外向的な人のほうが幸せだよ!って論文が結構ありましてね。完璧に内向人間の私としては、どうにかして難癖をつけられないかを考えてみました(笑)。
で、いくつかの研究を見てみると、使われているのが「NEO-PI-R」って性格テストなんですな。いまもっともガチな性格理論として定評のある「五因子理論」にもとづいてまして、信頼性はバッチリであります。
ただし、気になるのは「NEO-PI-R」が判断してくれるのが以下の要素だけってところ。
- N:神経症傾向=不安や緊張の感じやすさ
- E:外向性=社交的で活動的
- O:開放性=知的好奇心の強さ
- A:調和性=他人にやさしいかどうか
- C:誠実性=まじめさ
つまり「不安が低くて活動的で好奇心があって他人の上手くやれる」人が幸せだって話でして、これって外向的な人間にとっての幸福しか判断できてないんちゃうか、と。「平穏さ」とか「リラックス状態」とか「冷静さ」みたいな低体温の幸せはどうなるんや、と。
そんなわけで、どうも喜びを最大化したヤツが勝ち!みたいな価値観が背後にある印象。私のように内向的で人見知りな男の幸せを計る指標の開発もぜひお願いします!(笑)
ちなみに、上で紹介した「NEO-PI-R」を個人で試すのは難しいんですが、簡易版ならネットに公開されていますので、興味のある方はお試しあれ。当然ながら、血液型テストなんかとは比べものにならない正確さなんで。
簡単 5つの性格診断プラス 心理テスト×自己分析 短縮版
他にもWindowユーザーの方には専用のフリーウェアがあったりとか、
主要5因子性格検査(BigFive,デモ版) フリーソフト(無料ソフト)&シェアウェア - goo ダウンロード
書籍で試したい人には「性格のパワー」とか「パーソナリティを科学する」あたりがオススメ。