甘いお菓子の食べ過ぎを2分で防ぐ心理トリック「まずは頭の中で食べまくれ!」
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/03/blog-post_96.html
「甘いお菓子の食べ過ぎはこう防げ!」って内容の動画(1)を、「科学は歴史をどう変えてきたか」で有名なマイケル・モーズリーが公開しておりました。
その方法は超シンプルで、
- まず頭のなかでお菓子を30回食べた想像をする!
というもの。
自分がお菓子を食べる姿を30回イメージするだけ
2分もかからないような心理トリックですが、その効果は絶大。これだけで、なんとお菓子を食べる量が40%も減るんだそうな。すごいですねぇ。
お菓子の摂取量が40%も減った!
このネタ元はカーネギーメロン大の実験(1)で、200名のチョコレート好きを集めて、以下の2グループにわけたんだそうな。
- 頭のなかで30回チョコを食べる想像をする
- 頭のなかで3回だけチョコを食べる想像をする
その後で全員に好きなだけチョコを食べてもらったところ、30回のグループは、3回グループにくらべてチョコの摂取量が37%少なかったんですね。
こういった現象が起きるのは、想像のおかげで脳が刺激に慣れちゃうから。具体的に言うと、
- お菓子の想像をすると、脳から快楽物質のドーパミンが出る
- ドーパミンのおかげでお菓子を食べたい欲望が急激に高まる
- 何度も想像すると、そのたびにドーパミンが出る
- 何度もドーパミンが出たせいで、脳が慣れてくる
- 脳の興奮がおさまる
- お菓子の食べ過ぎが減る!
みたいな感じ。基本的な仕組みは「インスタグラムを使って自然にお菓子の欲求を減らす方法」と同じですね。
もともと、お菓子を食べ過ぎちゃう原因は脳の暴走であります。そこで、想像の世界で刺激をあたえまくって、あらかじめ脳を慣れさせちゃえばいいわけですね。お菓子だけでなく、悪い習慣を治したいときに幅広く使えそうなテクニックですなー。