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エクストリームスポーツに学ぶフロー状態の入り方「超人の秘密」

Riseof

 

超人の秘密」って本を読みました。スカイダイビングやフリークライミングのようなエクストリームスポーツの世界を題材に、フロー状態の入り方を考察した一冊であります。

 

 

エクストリームスポーツにフロー状態を学ぶ

フローはまわりが見えないほど対象に没頭した状態のことで、近ごろはゾーンって表現のほうが有名かも。この状態に入ると一気に集中力が高まり、パフォーマンスが上がると言われております。

 

 

ポジティブ心理学の世界では、1日のうちにフロー入った回数が多い人ほど幸福度が高いなんて統計もありまして、昔から何かとおもしろい分野のひとつ。わたしも自由にフローに入れたらいいなぁとか思いますが、そう簡単にいかないのが難しいところです。

 

 

というのも、フローは人類の緊急システムみたいなもんでして、ちゃんとした条件がそろわないと発動しないんですよ。ざっくりいうと、

 

  1. 目の前に危険が迫っているとき 
  2. 成長に役立つ情報やスキルが得られそうなとき

 

の2パターン。脳が「生き残らないと!」って気分にならないと、うまくフローに入れないんですね。まぁ、いつも高度の集中状態だと神経がすり減っちゃうんで。

 

 

そこで本書が目をつけたのが、エクストリームスポーツの世界。当然ながら、生死がかかると脳のスイッチは入りやすくなるんで、エクストリームスポーツの選手は普通の人よりフロー体験が多いわけです。

 

 

実際、本書で描かれるエクストリームスポーツの世界は魅力的で、「スカイダイビングでもやってみるか…」みたいな気分になること請け合い。フロー状態を説明する選手の言葉はやたら生き生きしてまして、小山ゆうの「スプリンター」を思い出しました(古い例え)。

 

 

とはいえ、いっぽうでは「フローのために命をかけてらんないよ!」と思ってしまうのも事実であります。普通に暮らす我々としては、やはり成長に役立つ情報やスキルを得る方向でフローを探すのがよさそう。

 

 

そんなわけで、エクストリームスポーツから学ぶ、フローに入るためのトレーニング法を以下にまとめておきます。



 

 

 

フロー状態に入りやすくするためのトレーニング法

毎日やること:タクティカルブリージング、または瞑想

集中力なくしてフローなし!というわけで、集中力はフローの土台であります。こいつを鍛えるためにオススメなのが、タクティカルブリージングと瞑想の2つ。

 

 

タクティカルブリージングは米軍が実践している呼吸トレーニングで、どんな状況でも自律神経を整えて集中力をキープするために使われております。くわしくは「米軍が戦場のストレス解消に使う最強の呼吸法『タクティカルブリージング』」をどうぞ。

 

 

もうひとつ、瞑想が集中力アップに効くかはまだハッキリしてませんが、いくつかの実験ではよい成績を出しております。ひとまずは「呼吸に集中するタイプの瞑想」を1日15分から続けてみるといいかも。

 

 

週5でやること:情報収集

自分にとって役立つ情報を得たときにフローは発生しやすいので、定期的な情報収集もしておきたいところ。といっても自分が好きなジャンルばかり掘ってると広がりがなくなるんで、他の分野も攻めてみると吉であります。

 

 

なかでも、自分が好きな分野の知識に、他のジャンルの情報がつながったときの快感は格別。このとき脳内にはドーパミンが出てますんで、フローに入りやすい状態になってるはず、

 

 

週4でやること:HIIT

これは「超人の秘密」とは関係ないんですが、こないだ読んだ「習得への情熱」って本にHIITがおすすめされていたのでついでに紹介。

 

 

HIITはハードなエクササイズと短時間の休憩をくり返す方法で、極度の覚醒とリラックス状態をくり返すことで、どんな場面でもフローに入れるメンタルが鍛えれられるんだそうな。くわしくは以下をご参照ください。

 

 


週3でやること:自分の好きなことに時間を割く

なんだかんだで、自分が好きなことをやってるときがフロー状態に入る一番のチャンス。好きなことをすると自然に集中力が高まりますからね。

 

 

まずは1日に60〜90分ぐらいの時間を作ったうえで、スマホやPCの通知は全カット。完全に集中できる環境で、とにかく自分が好きなものだけに没頭する時間を作るといい感じ。これはスポーツでもテレビゲームでも何でも構いませんので。

 

 

週2でやること:完全な休息

フローは自分の生存スイッチがオンになった状態なんで、ずっと続くと消耗します。毎晩の睡眠が大事なのはもちろんのこと、マッサージでもサウナでも散歩でもいいんで、積極的に神経系を休める時間が必要。目安としては1回30〜60分のリカバリーを週2ぐらい。

 

 

週イチでやること:なんらかのリスクを背負う

上述のように、フローの発生にはドーパミンの分泌が必須。ストレス状態で分泌されるホルモンの一種であります。

 

 

そんなわけで、定期的にリスクを取ってドーパミンの感覚を確認しておくと吉。もちろん肉体的な危険ではなく精神的な負荷が高ければでOKであります。

 

 

例えば、論理療法の創始者であるアルバート・エリスは、女性恐怖症を克服すべく、毎日のように見知らぬ女性に声をかけ続けたとか。その結果、数百人と知り合ったあと、エリス博士はいままでにない爽快感を味わったそうな。

 

 

認知行動療法の世界でも、自分が苦手なことを少しずつ体験していく「エクスポージャー」って技法がありますが、これを週イチで行うわけです。

 

 

もちろん、すでに自分のなかに明確な目標があれば、それに関係したエクスポージャーを行えばよし。英語で生計を立てたいって夢があるなら、あえて見知らぬ外人さんに声をかけてみるとか。自分の環境に応じてアレンジしてみましょう。

 

 

 まとめ

そんなわけで、フロー体験をしやすくするためのトレーニング法をまとめてみました。これはあくまで普段のトレーニング法でして、実際の作業でフローに入るための条件とはまた違うのでご注意ください。

 

 

そのへんに関してくわしく知りたいかたは、「フロー体験 喜びの現象学 」などをどうぞ。ちと内容は難しいかもですが、いろいろとヒントが詰まってますんで。 

 

 



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