「がまん強い人は細胞レベルで寿命が伸びる!」という研究データが
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/03/blog-post_20.html
「がまん強いと細胞レベルで寿命が伸びる!」っておもしろ論文(1)が出ておりました。
これはシンガポール国立大学の実験で、1,158人の女子大生を対象に、以下の2つの要素を調べたんですね。
- 全員のがまん強さレベル:「いま100ドルもらうのと、1カ月後に130ドルもらうのとどっちがいい?」みたいな質問をくり返して判断したみたい。どれだけ目の前の欲望に耐えられるかを調べたわけですね。
- 白血球のテロメアの長さ:テロメアは遺伝子を守る保護キャップみたいなもの。これがすり減るほど老化が進んでいると判断されるんですね。実際、100歳超えのご長寿さんを調べたデータでも、「テロメアの長さはアンチエイジングの重要なサイン!」って結果が出てたりします。
その結果は、
- 目の前の誘惑に弱い人ほどテロメアが短い!
- 健康的な食生活や睡眠、タバコ、酒といった要素を調整しても、がまん強い人ほどテロメアが長い傾向があった
みたいな感じ。うーん、おもしろい。
研究者いわく、
忍耐力はすごい長所だ。なにせ、がまんが出来ない性格の女性は、忍耐強い女性よりも速いペースで老化していくのだから。
忍耐力のレベルによって、テロメアの長さは変わり得る。これが事実なら、がまん強さを鍛えれば長生きができるのかもしれない。
とのこと。確かに、昔から「セルフコントロール能力が高い人は長生きの可能性が高い」って統計データはあったんですが、実際に細胞レベルで長生きに貢献してたんですねぇ。
まぁ今回のデータだけでは、忍耐力を鍛えれば長生きできるとは限らないわけですけど、セルフコントロール能力が高いほど人生がイージーモードになることはいろんなデータで確認されてますんで、トレーニングしといて損はないかと。具体的には、
などをご参照くださいませ。