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グッスリ眠れる最強の「マットレス」はどう選ぶべきか?

Sleeping

 

健康にいいベストな寝具とはなにか?

 寝具に関するご質問をいただきました。

 

一つ質問があるのですが、鈴木様はマットレス、または布団にこだわりはありますでしょうか? そして枕に関してもご自身のお気に入りの枕はありますか?

枕やマットレス・布団と健康状態の相関に関しては論文などを見ても参考になるものが見当たらず、未だにニトリの安い布団を使っています。

 

とのこと。ベストな寝具とはなんなのか?という、まことに気になるテーマであります。

 



 

マットレス研究の結果はバラバラ

が、ご質問にある「論文を見ても寝具と健康の相関がわからない」ってのはおっしゃる通りで、過去のテストをみても、

 

  • 学生を対象に様々な硬さのマットレスで寝てもらったが、睡眠の質には変化がなかった(2000年,1)
  • 59人の男女に28日ほど良いマットレスを使ってもらったところ、睡眠の質が向上し仕事のストレスも下がった(2009年.2)

 

といった感じで結果がバラバラなんですね。以前に読んだ本では、「マットレスだろうが床に寝ようが同じ!」なんて見解もあったりしますし。睡眠の質ってのは年齢や体型に大きく左右されるんで、コントロールが難しいんですよ。

 

 

128人を対象にベストなマットレスを調べたら…

そんななかで、いまんとこ最もデザインがいいのが2011年の実験(3)でしょう。これは128人の健康な男女を対象にした実験で、年齢の幅は24〜68才BMIも17.9〜45の範囲に広がっていて良い感じです。

 

 

実験では7種類の硬さのマットレスが用意されまして、それぞれをランダムで参加者に割り当て。ひとつのマットレスに1カ月ずつ寝てもらい、睡眠の質がどう変わるかをチェックしたんですね。

 

 

確かにマットレスの質は重要ですが…

そこで出た結論とは、

 

  • 睡眠の質はマットレスの硬さによって大きく変わる。つまりマットレスの質は重要。
  • ただし、どのマットレスが最適なのかは個人によってまったく異なる。
  • しかも、たいていの人は自分に最適なマットレスを見抜くことができない

 

みたいな感じ。マットレスによって睡眠の質が変わるのは間違いないんだけど、自分にベストな商品を選ぶのはかなり難しい作業なんだ、と。

 

 

自分に最適なマットレスを選ぶのは超難しい

どういうことかと言いますと、

 

  • マットレスの個人差が大きい問題:人によって体重や筋肉の付き方が違うので、同じマットレスを使っても硬さが違うように感じられる。
  • 最適なマットレスを見抜けない問題:深い眠りに入ると、人間のカラダは筋肉がゆるむ。そのため、覚醒状態でマットレスに横たわっても、熟睡時の感覚とは大きな違いが出てしまう。

 

ってことです。つまり、自分にとって最適なマットレスは熟睡時にしか見極められないんだけど、寝ているときは意識がないので判断もできないんですな(笑)

 

 

いまのところ、この問題を解決する妙案はなし。ガチで自分に合った寝具を選ぼうと思ったら、睡眠ラボで何回かマットレスを使ってみたうえで、眠りの質がどう変わったかを調べるしかないかも。いやー、悩ましい。

 

 

パレオダイエット的に寝具を見てみると… 

が、ここで個人的に気になるのは、パレオダイエット的な視点であります。当然ながら大半の狩猟採集民はマットレスを使っておらず、そのくせ睡眠の質は非常に高いわけですからね。

 

 

ちなみに、考古学の研究(4)なんかを見ると、古代の寝床はこんな感じ。

 

F3 medium

 

土の上に草を敷いた状態で眠ってたようであります。ちょっと気持ちよさそうっすね。

 

 

そう考えると、「もしかして床で寝るのがベストなんじゃね?」って仮説もあり得るわけですが、なんせ「床 VS. マットレス」の違いを調べた研究なんてないので、何にも言えないんですよね(笑)

 

 

そんなわけで、せっかく良いお題をいただきましたので、ここんとこ「床で寝たらどうなる?」を自分の体で試しております。恐らく体が慣れるまで数週間はかかると思うので、しばらく床で寝続けてから睡眠の変化を記録してみようかと。さて、どうなりますか。

 


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。