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本当にダイエットしたいならダイエットを止めるしかない!というヘルシンキ大学研究

Dieting

 

本当にダイエットしたいならダイエットを止めるしかない!」という禅問答みたいな論文(1)がおもしろかったのでメモ。

 

 

これはヘルシンキ大学の研究で、「フィンランド双子研究」っていうデータセットから4900人の男女を扱っております。どんな研究かというと、

 

  • 全員が24歳の時点で「いつも食べてるもの」とか「日常の運動量」なんかをチェック
  • みんなが34歳になったら、再び同じ質問をした上で体重の変化と比べる

 

って感じです。10年にわたって体重がどうなるかを追っかけてみたわけですね。なんで24歳からスタートしたかというと、だいたいの人は、これぐらいの年齢からジワジワと太り出すからだそうです。言われてみれば自分もそうだったなぁ……。

 



 

さて、10年後にみんなどのような変化が起きていたかと言いますと、

 

  • ほとんどの参加者は体重が増えていた(せつない)
  • 体重をキープできてたのはざっくり25%ぐらい
  • 体重が減ってたのは男性が3.8%で、女性は7.5%だけだった(これもせつない)
  • 平均すると、男性は年に1キロずつ、女性は年に0.9キロずつ体重が増える

 

だったそうで、やっぱ歳をとると体重の維持が難しくなるんだなーって現実が浮き彫りになっております。

 

 

こうなると、体重が減った数パーセントの人たちは何が違ってたのかが気になるとこですが、もっとも関係性が大きかったのは、

 

  • ダイエットしないこと!

 

だったそうです。要するに、「今日からしばらく野菜しか食べない!」とか「最近太ったから明日はヨーグルトだけ!」とか、いつもの食事パターンを急激に乱すような食事をする人ほど、実は太りやすいんですよーってことです。

 

 

事実、数字を見てますと、長期にわたって体重を維持できている人は、ずーっと一定の食事パターンを守ってるケースが大半。急なドカ食いもせず、かといっていきなりカロリーを減らしたりもせず、淡々と同じような食事を続けていく人が多いみたいなんですな。うーん、わかるぜ。

 

 

研究者いわく、

 

たいていの人たちは、食事を減らしたり食事を抜かしたりして、肥満をどうにかしようとする。しかし長い目で見れば、そのようなアプローチは、肥満を防ぐどころか加速させてしまう。

 

一般的に、体重管理のガイドラインは「食事量を減らして運動をする」に落ち着くことが多い。しかし大規模な人口調査によれば、現実的には、ダイエットは長期的にみて良い方法ではない。

 

とのこと。「パレオダイエットの教科書」にも書いたとおり、急激なアプローチはセットポイント(脳の体重維持センサーみたいなやつ)を変えちゃいますからねぇ。そこらへんを狂わせないためには一貫性のある食事が大事ってことなんでしょう。

 

 

というと、「プチ断食はどうなの?」って疑問がありそうですが、ここで大事なのはあくまで一貫性かと思われます。いきなりカロリーの量を上下させたりせずに、つねに一定のリズムでプチ断食を続けるのが大事。逆に言えば、プチ断食をライフスタイルとして組み込めないと、悪影響が出ちゃう可能性もあるわけですが。

 

 

ちなみに、このほかに体重の維持に関わる要素がなんだったかと言いますと、

 

  • 男性はタバコを吸う人ほど太る傾向がある。あと教育レベルが高いと太りにくい
  • 女性は2〜3人の子供を産むと太る傾向がある。
  • 人生に満足していない人も太りやすい

 

なんてポイントも上がっておりました。人生の満足度が下がると肥満になるってのはおもしろいっすねー。ストレスでドカ食いしちゃいからでしょうか。

 

カロリーコントロールは論理的な方法に思えるが、実際には体重を増やし、長期的には摂食障害にもつながる。

 

ってことで、健康的な食事を淡々と続けていくしか道はなし!といった結論になりましょうか。そりゃそうですよねぇ。。


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42才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。「パレオダイエットの教科書」と「服用危険」って本が発売中です。