メタボに効く夢の糖「希少糖」を使えばカロリー制限なしでも体重が減るかも!みたいな実験
「希少糖」ってあるじゃないですか。その名の通り自然界にはあまり存在しない糖で、メタボ対策やダイエットに効果がある!と言われてるアレです。
わりと数年前からダイエット界では騒がれてて、実際に動物実験ではかなり良い成績が出てたんですよ。どうも希少糖は肝臓がグルコースを取り込む能力を上げてくれるみたいなんですな。
もっとも、いままでのデータはあくまでげっ歯類を対象にしたものでヒトに対する作用はまったくの未知数。まだまだよくわからんなーってのが現状だったわけです。
が、近ごろ希少糖に関する初歩的な実験(1)が出まして、ちょっとおもしろい結果になってました。
これは慶北大学校の研究で、121人の男女が対象。年齢は20〜40才で、とくにメタボではないBMIが23以下の人を選んだ模様。実験では全体を3つのグループにわけまして、
- 0.012gのスクラロースを1日に2回飲む
- 4gの希少糖を1日に2回飲む
- 7gの希少糖を1日に2回飲む
って感じで12週間の経過をチェックしたそうな。この期間中は特に食事の指導などは行わず、いつもと同じように好きに食べてもらったらしい。カロリー制限をせずに希少糖だけでどんな変化が出るかをみたわけですね。
そのうえで、みんなの脂肪をCTで計ったところ、
- 希少糖を飲んだグループのほうが、体重、体脂肪率、総脂肪量が減っていた
って結果だったんですよ。ざっくり言うと、体脂肪率はスクラロースのグループがほとんど減ってないのに対して、希少糖グルコースは−1%減少。体重も希少糖グループはだいたい1kgほど減っております(ただし内臓脂肪はどのグループにも有意差なし)。
というとショボい結果のようではありますが、なにせカロリー制限をまったくしていない状態で勝手に1kgも減ってるんだから、注目に値するのではないかと思う次第です。
ちなみに、この研究では、参加者の血中脂質やら肝臓やら腎臓やらの働きも調べてるんですが、こちらは希少糖で特に良いメリットは確認されなかったとのこと。なので、ここらへんのおかげでダイエット効果が出たわけじゃ無さそうっすね。
いまんとこなんで体重が減ったのかは不明なんですが、とりあえず過去の動物実験を見てる限りは、希少糖が小腸の遺伝子に影響をあたえて脂質の吸収を抑えてるのが大きいっぽい。腸でブロックされた脂質は便として排出されまして、その分の摂取カロリーが減ってるんじゃなかろうか、という。
そんなわけで、まだまだ謎が多い物質ではあるものの、とりあえずダイエットの補助としては希望がありそう。まだ当ブログとしてはオススメする段階ではないものの、頭に入れておくといいかもです。